整理収納アドバイザーとはどんな資格？試験問題や試験日程･人数も解説！

数ある片付け資格の中でも知名度が高い整理収納アドバイザー。

片付け資格を取るならこの資格を目指したいという方は多いでしょう。

しかし何となく有名な資格ということはわかっていても、どんな資格なのかわからない方もいるでしょう。

実際に認定講座に申し込んでから「イメージしていた資格内容と違った…」「試験会場が遠くて行けなかった…」などと後悔するのは避けたいですよね。

そこで今回の記事では、整理収納アドバイザーとはどんな資格なのか詳しく解説したいと思います。

気になる試験問題や試験日程、人数などもご説明していきます。

どんな資格なのか、どんな試験を受けて取得するのか等、具体的な内容がわかると、納得した上で整理収納アドバイザー資格を目指すことができるでしょう。

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整理収納アドバイザー資格の内容を知りたい

多部未華子さん、DAIGOさん、近藤麻理恵さんなど有名人が取得していることで有名な整理収納アドバイザー。

片付け系の資格を取るなら、整理収納アドバイザーを目指したいと憧れがある方は多いと思います。

しかし、以下のような疑問があり躊躇している方もいるでしょう。

どんな資格？身につくことやメリットは？

何となく整理と収納のアドバイザーになれるというイメージがあっても、具体的にどんなことを身につける資格なのかわかりにくいですよね。

整理収納アドバイザーは、どんな知識が得られる資格なのでしょうか。

取得するメリットは何なのでしょうか。

具体的な内容がわからないと、頑張って取得する価値があるのかわからないですよね。

どんな試験問題？日程、会場、人数は？

整理収納アドバイザーになるためには、試験を受ける必要があります。

どんなに魅力的な資格であっても、試験に合格しなければ取得することはできません。

どんな試験問題なのかということだけでなく、試験の日程、会場、定員数なども気になります。

スムーズに資格取得を目指すためには、試験に関する情報も知っていきたいですね。

整理収納アドバイザー資格を取りたいと思って、このような疑問があると迷ってしまいますよね。

反対に整理収納アドバイザーとはどんな資格なのか具体的にわかると、本腰を入れて取得を目指す気持ちになれるかもしれません。

次の章からは、「整理収納アドバイザーとはどんな資格か」「整理収納アドバイザーの試験問題や詳細」についてご説明したいと思います。

整理収納アドバイザーとはどんな資格か解説！知っておきたい6つのポイント

整理収納アドバイザーとはどんな資格なのでしょうか。

この資格の内容を知るためには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。

1. 整理収納アドバイザーとはどんな人か
2. 整理収納アドバイザー資格のメリット
3. 整理収納アドバイザー資格がおすすめな人
4. 整理収納アドバイザーは3～1級がある
5. 整理収納アドバイザーの取得方法は2種類
6. 整理収納アドバイザーは試験内容が複雑

このような内容を知ることで、整理収納アドバイザーとはどんな資格なのか理解できるでしょう。

1つずつ詳しくご説明していきましょう。

①整理収納アドバイザーとはどんな人か

まずは、整理収納アドバイザーとはどんな人なのかご説明しましょう。

整理収納アドバイザーは「NPO法人ハウスキーピング協会」が主催する片付けに関する民間資格です。

整理収納についてアドバイスできる人なのですが、ただ片付けアドバイスをするだけではありません。

「散らかりにくく、片付けやすい空間を作ることができる」のが整理収納アドバイザーです。

片付かない原因は何かという問題点を掘り下げ、その改善点を考えることで、片付いた状態を維持できる人ということです。

そのためには、物の関わり方から見直す必要があるため、幅広い知識が必要になります。

片付けられない状況に対し、ただ片付けて解決するのではなく、根本的な問題を解消して解決するということですね。

②整理収納アドバイザー資格のメリット

整理収納アドバイザーはただ片付けができる人ではなく、片付けられない問題を根本から改善できる知識やスキルを持った人です。

これにより、以下のようなメリットを得られるでしょう。

メリット1：時間的な余裕ができる

部屋が散らかった状態だと、必要なものが見つかりにくいもの。

「どこにしまったっけ…？」と物を探す時間ほど無駄なものはありません。

また、散らかった部屋は掃除も時間がかかって大変です。

整理収納アドバイザーの知識を活かせば、片付いた状態を維持しやすくあります。

すぐに必要な物が見つかり、掃除もスムーズになるという快適な暮らしを目指せるでしょう。

今までかかっていた時間ロスがなくなれば、時間的な余裕が出てきますね。

メリット2：節約に繋がる

物が上手く整理収納されたいないと、「何がどのくらいあるのか」が把握しにくいですよね。

そのため、ストックがある食材を二度買いしてしまったり、同じような服を買ってしまうなど、無駄使いが増えてしまうでしょう。

持っている物が把握できていないと、常に「買わなきゃ」と焦ってしまい、どんどん無駄使いが増える悪循環があります。

整理収納アドバイザーの知識があれば、それぞれ物を然るべきところに収納し、把握することができるでしょう。

無駄に物を買いすぎることがなくなり、節約に繋がるメリットがあります。

メリット3：心にゆとりが持てるようになる

物が散乱した部屋で生活していると、どんどんストレスが溜まってしまいますよね。

いつも「片付けなきゃ…」というストレスを感じるでしょう。

散らかった状態を目にしていると、それだけでイライラしてしまいます。

整理収納アドバイザーの知識を持っていると、きれいに片付いた快適な環境を維持しやすくなります。

ストレスフリーで生活できるようになるので、心にゆとりが持てるようになるでしょう。

③整理収納アドバイザー資格がおすすめな人

ここまで、整理収納アドバイザーとはどんな人か、どんなメリットがあるかをお伝えしてきました。

その内容を踏まえると、整理収納アドバイザーがおすすめな人は以下のようになるでしょう。

• 整理整頓や収納が苦手
• 物が捨てられない
• 探し物ばかりしている
• 自分の家事スキルを役立てたい
• アドバイザーとして活躍したい

このように、「整理整頓が苦手」「物が捨てられない」「探しものばかりしている」という、片付けに苦手意識がある方におすすめの資格です。

単純に収納術を勉強するだけでなく、片付けられない原因を深掘りした上で収納術を学んでいくので、リバウンドしにくい片付けが目指せるでしょう。

これにより、時間的、経済的、精神的なメリットが期待できますね。

整理収納アドバイザーのメリットや、どんな人に向いているかというお話は、こちらの記事「整理収納アドバイザーのメリットは？役立つ人･向いている人を解説」でより詳しく解説しています。

ぜひ合わせてご覧ください。

また、整理収納アドバイザーの知識は片付けのプロとして仕事に活かすことも可能です。

片付けられない方の自宅を訪問しアドバイスを行ったり、片付けセミナーを開催するなど、活動の場は幅広いでしょう。

整理収納アドバイザーを仕事に活かすことについては、こちらの記事「整理収納アドバイザーの仕事の始め方」をぜひご覧ください。

しかし整理収納アドバイザーを仕事にするためには、1級を取る必要があります。
この級に関する情報は、次の章でご説明したいと思います。

④整理収納アドバイザーは3～1級がある

次にお伝えするポイントは、整理収納アドバイザーの級についです。

片付け資格は級が分かれていないものが多いですが、整理収納アドバイザーは3級、2級、準1級、1級と分かれています。

段階的にステップアップできるので、やりがいのある資格と言えるでしょう。

この4つの級について概要をまとめましたのでご覧ください。

このように、3級～準1級は、認定講座を受講しカリキュラムに沿って勉強すれば取得できるものになります。

準1級の場合は講座の後にまとめテストがありますが、それほど難易度は高くないでしょう。

1級の場合は認定講座はなく、1次試験、2次試験となっています。

1級を取得すると「整理収納アドバイザー1級」の肩書を持ち、プロとして活動することが可能です。

自宅の片付け改善のために取得したいという方は、3級～準1級で良いでしょう。

プロになるためには1級の取得が必須ということになります。

整理収納アドバイザーの各級の詳しい違いについては、ここでお話すると長くなってしまいますので、こちらの記事「整理収納アドバイザー1級、準一級、2級、3級の内容の違いを解説」で詳しくまとめたいと思います。

気になる方はぜひチェックしてくださいね。

⑤整理収納アドバイザーの取得方法は2種類

次にお伝えするポイントは、整理収納アドバイザーの取得方法です。

この資格を取るためには、いくつかの方法があります。

まとめると以下になります。

上の章でもご説明したように、3級、2級、準1級は、整理収納アドバイザーの認定機関である「ハウスキーピング協会」の認定講座の受講して取ることができます。

協会主催の講座は、WEB講座も用意されています。

しかし2級と準1級は、「通信講座ユーキャン」で取ることも可能です。

1つの講座で2級と準1級を同時に目指せるお得な内容となっています。

2級と準1級の場合は、「ハウスキーピング協会」か「ユーキャン」か選ぶことができますね。

ただしその後に1級を目指す場合には、必ず試験が必須となりますのでご注意ください。

「ハウスキーピング協会」と「ユーキャン」の講座内容については、それぞれ別の記事でまとめたいと思います。

ハウスキーピング協会の講座はこちらの記事「整理収納アドバイザーの2級講座は？受講方法やセミナー内容」をご覧ください。

ハウスキーピング協会のWEB講座は「整理収納アドバイザーのeラーニングが便利！web講座の通信教育がおすすめ」をご覧ください。

ユーキャンでの取得方法は、こちらの記事「整理収納アドバイザーのユーキャン勉強法」をチェックしてくださいね。

⑥整理収納アドバイザーは試験内容が複雑

最後にお伝えするポイントは、注意点になります。

上表で見ていただいたように、整理収納アドバイザー1級の試験はやや内容が複雑です。

せっかく準1級まで取得しても「1級試験の会場が遠すぎて無理だった…」なんてことにもなりかねません。

1次試験と2次試験では試験問題も異なりますのでご注意ください。

試験内容については、次の章で詳しくご説明していきたいと思います。

整理収納アドバイザーの試験を解説！試験問題、日程、人数とは

ここまで、整理収納アドバイザーとはどんな資格なのかご説明していきました。

どんな資格なのかだいぶ理解が深まったのではないでしょうか。

何となく興味があった方も、具体的な内容がわかると、前向きにチャレンジしたくなるでしょう。

しかし、その前に確認しておきたいことがあります。

それは試験内容についてです。

整理収納アドバイザーの1級は試験内容が複雑なので、確認しておく必要があります。

1次試験と2次試験があり、会場や試験問題も大きく異なるため注意が必要です。

受験資格、試験問題、試験会場日程、人数など詳しく見ていきたいと思います。

まずは1次試験、2次試験の概要をまとめましたのでご覧ください。

受験資格

上表のように、1級の1次試験を受けるためには準1級取得者であることが条件です。

ハウスキーピング協会の認定講座か、ユーキャンの通信講座で取得しておきましょう。

1次試験に合格した人だけが2次試験を受験できるという流れになりますね。

試験方法、試験問題、試験会場

1次試験の試験方法は、大きく2種類です。

1つ目は、会場（東京、大阪）かオンラインで受験する方法。

2つ目は、CBT試験を受ける方法です。

CBTとは、試験日時や試験会場が指定されるわけではなく、全国に約300箇所あるテストセンターから好きな日時、場所を選んで受験するものです。

CBT試験についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事「整理収納アドバイザー cbt受験を解説」をぜひご覧ください。

会場orオンラインもCBT試験も、試験内容は同じになります。

準1級認定講座のテキストから出題されますので、準1級までの内容をしっかり勉強しておく必要がありますね。

2次試験の場合は会場試験かオンラインです。

会場は1次試験より増えています。

試験内容は、研究発表と口頭試問題で、「実作業編」「提案編」からテーマを選ぶことが可能。
研究発表資料は事前提出が必要です。

個別試験になり、研究発表をしながら、同時に試験官から質問に答える流れになります。

2次試験の場合はテキストにある知識を備えた上で、さらに自分なりに考えて研究課題に取り組む必要があるでしょう。

1次試験と2次試験のもっと詳しい内容をチェックしたい方は、こちらの記事「整理収納アドバイザー1級の1次試験、2次試験のテスト内容を徹底解剖」をご覧ください。

試験日程、人数

次に気になる試験日程と人数について確認しておきましょう。

CBT試験の場合

1次試験をCBT試験で受ける場合は、「CBTテストセンター」の情報を確認しましょう。

「ハウスキーピング協会公式サイト」→「整理収納アドバイザー1級1次試験」→「CBT試験」→「空席照会」からご覧いただけます。

行きやすい場所と日程を選んで申し込む形になります。

それぞれの会場の定員は公表されていませんが、3日後から3カ月先までの期間で予約が可能となっています。

早めに予約をしておけば、満席になる心配は少ないでしょう。

会場試験・オンライン試験の場合

会場試験、オンライン試験の場合は、ハウスキーピング協会の情報を確認しましょう。

「ハウスキーピング協会公式サイト」→「整理収納アドバイザー1級1次試試験概要」→「会場」or「オンライン」から確認できます。

1次試験、2次試験ともに月数回の開催となっています。

こちらはあらかじめ定員が公表されており、1次試験は10名、2次試験は10～30名です。

申込は試験日90日前から開始し、定員になり次第終了となっていますので、早めに予約しておきましょう。

例として、4月の場合の日程および人数をまとめましたのでご参考ください。

一例になりますので、目安としてご覧ください。

このように、基本的に東京会場が中心になる点も覚えておいてくださいね。

詳しい日程、人数はハウスキーピング協会の公式サイトからチェックしましょう。

整理収納アドバイザーはどんな資格なのか理解して試験内容をチェックしよう

(画像出典：ユーキャン)

[ユーキャン]整理収納アドバイザー (詳細はこちら)

今回は整理収納アドバイザーとはどんな資格なのか解説してきました。

片付けられない問題を解消し、根本改善できる片付けのプロであることがおわかりいただけたと思います。

特徴は3～1級まで級が分かれていることです。

プロを目指すためには1級取得が必須になり、そのためには試験を受ける必要があります。

整理収納アドバイザーとしてプロを目指す方は、試験内容をきちんと確認しておくことが大事です。

試験問題や日程、人数など、内容に納得した上で取得を目指すようにしたいですね。