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整理収納アドバイザー1級はどんな試験?1次・2次のテストを徹底解説!

整理収納アドバイザー1級はどんな試験?1次・2次のテストを徹底解説!

整理収納アドバイザー1級を取得すると、整理収納アドバイザーを名乗り活動することができます。

しかし準1級までは本格的な試験がありませんが、1級はしっかり試験があります。

しかも1次試験、2次試験があり、内容が複雑です。

それぞれの試験内容がわからないと、1級を取りたくても、試験が上手くいくか不安ですよね。

そこで今回の記事では、1級の試験について詳しく解説したいと思います。

1次テスト、2次テストはそれぞれ試験内容が異なるので注意が必要です。

1次テストはマークシート方式になりますが、2次テストは研究発表という難易度が高い試験になります。

それぞれどんなテストなのか、どんな対策があるのかご紹介したいと思います。

試験の詳しい内容が把握できると、整理収納アドバイザー1級にチャレンジしようという気持ちが固まるかもしれません。

整理収納アドバイザー1級は1次・2次試験があるからわかりにくい

整理収納アドバイザー1級は1次・2次試験があるからわかりにくい

整理収納アドバイザーは数ある片付け系の資格の中でも人気の高い資格です。

片付けのプロとして、テレビや雑誌に整理収納アドバイザーの肩書を持つ方が登場することもありますよね。

しかし整理収納アドバイザーとして活動するためには、1級の取得が必須です。

3級や2級を取得しても整理収納アドバイザーと名乗ることはできないからです。

そしてそのためには、1次試験と2次試験に合格する必要があります。

それぞれどんな試験なのか、1次試験を2次試験のテスト内容の違いについて知りたいですね。

整理収納アドバイザー1級の1次試験は?2種類の受験方法からテスト対策まで解説

整理収納アドバイザー1級の1次試験は?2種類の受験方法からテスト対策まで解説

整理収納アドバイザー1級を取得するためには、まず1次試験に合格する必要があります。

1次試験に合格できた後に、2次試験に申し込むという流れです。

ここからは、1次試験の内容をご説明していきましょう。

1次試験は2つのテストから選ぶことが可能です。

「会場試験」と「CBT試験」です。

2つのテストの概要をまとめましたのでご覧ください。

会場試験 CBT試験
試験形態 筆記試験(マークシート方式) CBT試験
受験料(税込) 14,300円 18,700円
会場 東京、大阪 全国にある約300箇所のCBTテストセンター
日程 月に数回 ほぼ毎日
合格発表 約1ヶ月 試験終了後
出題 100問
準1級認定講座のテキストから出題
100問
準1級認定講座のテキストから出題
試験時間 60分 60分
受験資格 準1級取得者 準1級取得者
合格基準 70%以上 70%以上
合格率 70~80% 70~80%

このように、「試験形態」「受験料金」「会場」「日程」「合格発表」など受験に関する内容は異なりますが、テスト内容はどちらも同じですね。

ざっくりまとめると、「会場試験」は受験料が安いですが、会場が限られていて開催回数も少ないです。合否がわかるのも1ヵ月ほどかかります。

一方の「CBT試験」は、料金は高いですが、全国に会場があり、ほぼ毎日開催。合否もすぐわかります。

それぞれの内容をもっと詳しくご説明しますね。

1次試験・会場試験の受験に関する内容

会場試験
試験形態 筆記試験(マークシート方式)
受験料(税込) 14,300円
会場 東京、大阪
日程 月に数回
合格発表 約1ヶ月

会場試験のテスト形態はマークシート式の筆記試験です。

受験料はCBT試験よりもリーズナブルな金額になっていますね。

片付け系の資格試験の金額は、初心者向けの場合は5,000円~10,000円、プロ向けだと15,000円~20,000円ほどのケースが多い傾向にあります。

この受験料はお得な金額と言えるでしょう。

会場試験は基本的に東京、大阪だけ。

試験実施の日程は整理収納アドバイザーを主催する「ハウスキーピング協会」の公式サイトからチェックすることができますが、月に数回程度となっています。

試験日の90日前から申し込むことができて、定員になり次第終了となっていますので、早めに予約しておく必要がありますね。

一例として、2023年4月の予定を見てみましょう。

種別 試験日 試験時間 地域 会場 人数
1次試験 4月10日(月) 10:00~/14:00~ 東京 ハウスキーピング協会本社 20名
4月13日(木) 10:00~/14:00~ 東京 ハウスキーピング協会本社 20名
4月15日(土) 10:00~11:30 大阪 新大阪丸ビル 新館 909 20名

このように東京会場は平日、大阪会場は土曜日に実施される傾向にあります。

実施日数はそれほど多くありませんので、忙しい方は予定が合わせにくいかもしれませんね。

また合否の結果が出るのは約1ヵ月後です。

CBT試験はその場でわかるため、1ヵ月は長く感じてしまいますね。

会場試験が向いている人は?

まずは会場試験に向いている人の条件は、東京、大阪の会場に行きやすい場所にお住まいの方ということですね。

そのうえで、パソコンを使った試験よりも、鉛筆で塗りつぶしていくマークシート式の試験のほうが取り組みやすいという方は会場試験を選びましょう。

予算をおさえたい方も会場試験が良いですね。

東京、大阪の会場に行けないという方の場合は、次にご紹介するCBT試験を選びましょう。

1次試験・CBT試験の受験に関する内容

CBT試験
試験形態 CBT試験
受験料(税込) 18,700円
会場 全国にある約300箇所のCBTテストセンター
日程 ほぼ毎日
合格発表 試験終了後

そもそも「CBT試験って何?」と思う方も多いでしょう。

CBT試験とはパソコンを使って解答する試験のことです。

従来の筆記試験に代わる新しい試験方法として広がりを見せています。

試験会場は、全国に300箇所近くあるテストセンター。

好きな場所を選ぶことができます。

またほぼ毎日実施されていますので、好きなタイミングで無理なく受験できるところもメリットとなっています。

さらにすぐに合否の結果がわかるところも嬉しいメリットと言えますね。

具体的には、会場にあるパソコンのマウスでクリックして解答する流れになります。

パソコン操作が苦手な方でも簡単にできる操作なのでご安心ください。

整理収納アドバイザーを主催するハウスキーピング協会の公式サイトからCBT試験の日程をチェックすることができます。

定員は公表されていませんが、満席になった時点でその時間のテストは受験できなくなります。

お住まいの地域のテストセンターはどこにあるのか、さらに空席状況もチェックしておいてくださいね。

ただし、費用に関しては、会場試験より高くなっていますのでご注意ください。

CBT試験の概要が向いている人は?

東京、大阪の試験会場に行けない方は、CBT試験ということになりますね。

また、東京大阪会場に行ける方でも、試験日に合わせるのが難しいという方は、毎日実施されているCBT試験が受けやすいでしょう。

1次試験「会場試験」「CBT試験」共通のテスト内容

出題 100問
準1級認定講座のテキストから出題
試験時間 60分
受験資格 準1級取得者
合格基準 70%以上
合格率 70~80%

ここまで会場試験と、CBT試験の受験に関する流れの違いについてご説明してきました。

ここからは、共通するテスト内容をご説明します。

上表にあるように、出題される問題は100問。

問題形式は以下のようになっています。

  • 〇✕問題
  • 選択問題
  • 穴埋め問題

これらの問題の中には、問題文が長いものも多いので、意外と問題を読むのに時間が取られるかもしれません。

試験時間は60分なので迅速に解答することを心掛ける必要があるでしょう。

問題は準1級認定講座のテキストから出題されます。

残念ながら過去問は販売されていませんので、テキストを網羅的に勉強しておく必要があります。

合格基準は70%以上なので満点を目指す必要はないのですが、合格率はそれほど高くありません。

  • 問題数は60分で100問と多め
  • 試験範囲は準1級認定講座のテキスト全範囲
  • 過去問は公表されていない
  • 合格基準は低めながら、合格率はあまり高くない

このような点を考えると、1次試験はしっかり対策しておく必要がありますね。

次の章では、おすすめの1級1次試験対策についてご紹介したいと思います。

1次試験のおすすめ対策法

1次試験にチャレンジする際にはしっかりテスト対策する必要があります。

基本的には1次試験の勉強法は「準1級のテキストを読む」ことです。

しかし、ただサラリとテキストを読んだだけで合格することは難しいでしょう。

そこでおすすめしたいのが、以下のようなテスト対策法です。

  • 整理収納アドバイザー2級のテキストも一緒に読む
  • ポイントをまとめながら覚える
  • 実践しながら覚える
  • Web学習サイトで勉強する

1つずつご説明していきましょう。

整理収納アドバイザー2級のテキストも一緒に読む

1級1次試験の試験範囲は「準1級のテキストの内容」とされています。

そのため準1級のテキストだけを集中的に勉強する方が多いでしょう。

もちろんそれでも良いのですが、2級のテキストを一緒に読むことで、より理解を深めることができます。

結果的に準1級テキストの知識をしっかりインプットできるでしょう。

例えば準1級のテキストでは、2級で学んだ「収納スキルの3大効果」「5つの鉄則」など、整理収納の理論に触れるものがあります。

その場合は2級のテキストの該当部分に戻り、これらの基礎理論をもう一度復習しましょう。

2級の時はあまり深く理解できなかった理論でも、準1級の応用的な勉強したことで、スッと理解できるようになっているかもしれません。

準1級と2級のテキストを行ったり来たりしながら、知識を深めていきましょう。

ポイントをまとめながら覚える

準1級では、2級で覚えて基礎知識に加えて、ポイントとなる用語がたくさん出てきます。

このような用語はテストに出題されやすいため、重点的に覚えておくことが大切です。

ノートを1冊用意して、ポイントとなる用語を自分の言葉でまとめておくと良いしょう。

ただし、あらゆる用語をまとめる必要はありません。

大事なポイントだけを効率よく覚えましょう。

ハウスキーピング協会のテキストにも、ユーキャンのテキストにも、重要な用語は太字になっています。

この太字部分をまとめると良いですね。

実践しながら覚える

ただなんとなくテキストを読んでいても頭に入れるのが難しいですよね。

その場合は、実践しながら覚えると良いでしょう。

例えば、収納スキルの5つの法則として、「適正量をきちんと知ればモノは増えない」という章があります。

これを実践してみることで、より内容が頭に入りやすくなるでしょう。

「使わない食器を処分するための基準」という説明がありますので、ご自宅の食器で実践してみましょう。

「確かに必要な食器だけにすると収納が楽になる」という実体験ができれば、整理理論ががスッとインプットできるでしょう。

Web学習サイトで勉強する

最後にご紹介するのは、ハウスキーピング協会のWeb学習サイトで勉強する方法です。

整理収納アドバイザー資格を主催するハウスキーピング協会は、1次試験のためのWeb学習サイトを提供しています。

概要は以下のようになっています。

内容 整理収納アドバイザー1級1次試験の出題内容に対応したWeb学習サイト
※約300問の試験類似問題を解ける
料金(税込) 2,400円
利用期間 支払いより90日間
学習内容 第1章:整理収納のファシリテイトスキル
第2章:整理収納ファシリテイトのための基礎理論
第3章: 整理収納ファシリテイトのための基礎知識
第4章:整理収納ファシリテイトの実践スキル
第5章:職場の整理収納
まとめ:整理収納全般

このように、リーズナブルな料金で充実な内容となっています。

スマホですきま時間に勉強することができるので、すきま時間のテスト対策にピッタリですね。

またこのサイトの魅力は、試験類似問題を解いておけることです。

前述したように、当日のテストでは60分で100問を解く必要があるので、時間配分が重要です。

類似問題を60分で100問解いてみて、1問どれくらいのペースで解けば良いのかシミュレーションをしておくと良いでしょう。

ハウスキーピング協会の公式サイトから申し込むことができますので、ぜひチェックしておきましょう。

整理収納アドバイザー1級1次試験まとめ

ここまで整理収納アドバイザー1級1次試験について解説してきました。

まとめると以下のようになります。

  • 1次試験は「会場試験」「CBT試験」のいずれかを選べる。
  • 「会場試験」は受験料が安いが会場が少なく開催回数も少ない。合否がわかるまで1ヵ月もかかる。
  • 「CBT試験」は高いが全国に会場があり、ほぼ毎日開催。合否もすぐわかる。
  • 「会場試験」「CBT試験」も試験内容は同じ
  • 試験は60分に対して問題数が多く、過去問もないので難易度が高め
  • 「2級のテキストも使う」「ポイントをまとめる」「実践する」「Web学習サイトで勉強する」などの対策がおすすめ

このような具体的な内容がわかると、納得した上で1級を目指すことができるでしょう。

ただし、1級に受かるためにはさらに2次試験が必要になります。

次の章では、整理収納アドバイザー1級2次試験について解説したいと思います。

整理収納アドバイザー1級の2次試験は?テスト内容と対策を解説!

整理収納アドバイザー1級の2次試験は?テスト内容と対策を解説!

収納アドバイザー1級の1次試験に合格することができたら、次は2次試験にチャレンジすることになります。

1次試験は一般的なマークシート式の問題でしたが、2次試験は、研究発表および口頭試問になるのでさらにハードルは高くなります。

どんな内容の試験なのか、さらに試験対策もご紹介しましょう。

2次試験の受験の概要

まずは2次試験の受験の内容から見ていきましょう。

内容をまとめましたのでご覧ください。

試験形態 ・個別試験
・研究発表および口頭試問
研究内容 テーマとクライアントを決め、作業編または提案編のどちらかを選択する
提出資料 枚数:表紙+A4 相当の資料 10 ページまで
形式: Word、Excel、PowerPoint のいずれかのファイル形式 または PDF
試験時間 15分
※研究発表(10分)と口頭試問(5分
受験料(税込) 19,800円
会場 ・会場:東京、大阪、名古屋、福岡
・オンライン(Zoom)
日程 月に数回
受験資格 1次試験合格者
合格発表 約1ヶ月
合格基準 70%以上
合格率 80~90%

試験内容について

2次試験は個別試験です。

まずは10分間であらかじめ作成した研究資料をもとに研究発表を行います。

その後の5分間で、試験官の質問し、受験者が口頭で答える形になります。

研究テーマは以下の「作業編」提案編」の2つから選ぶことができます。

作業編とは

自分以外の第三者(家族可)をクライアントとして、その人が抱える問題解決に向けて、整理収納作業でアドバイスの実践を行います。

クライアントに対してどのようなファシリテイトができたのか、アドバイザー自身がどのように成長できたのかをまとめます。

提案編とは

作業編と同じように、自分以外の第三者(家族可)をクライアントとします。

クライアントの問題点を指摘し、解決のための「整理収納法についての提案」をします。

クライアントに対してどんなファシリテイトができるのか、そこから得られる意識改革やアドバイザー自身の成長などをまとめます。

この2つのいずれかのテーマを選び、事前に資料を作成します。

上表にあるように、10ページまでの資料を作成し、メールにて提出します。

受験概要について

プロ向けの片付け資格の試験料は15,000円~20,000円ほどのケースが多い傾向にありますので、2次試験の料金は相場通りと言えるでしょう。

受験する場所は、東京、大阪などの会場試験か、オンライン試験(Zoom)から選ぶことができます。

開催は月に数回となっていますので、ハウスキーピング協会の公式サイトから最新の日程を確認してくださいね。

合否がわかるのは約1ヵ月後。

合格基準は70%以上、合格率は80~90%です。

合格基準は1次試験と同じですが、合格率は1次試験70~80%よりもアップしています。

しかしながら、2次試験は1次試験とは違い、かなり難易度が高い内容となっています。

合格率は高い理由は、それだけ意識の高い方が受験してるからとも言えますね。

合格率が高いからといって安心せずに、気合を入れて取り組みましょう。

2次試験の試験対策

ここからは、2次試験の試験対策についてご紹介したいと思います。

2次試験で行う研究発表は、整理収納アドバイザーとして活動していく知識があるか見極められるものです。

整理収納アドバイザーとして十分な研究か厳しい目でチェックされることになります。

しかしながら、この研究発表資料はフォーマットなどが決まっているわけではなく自由度が高いため「何に気をつけて作成すれば良いかわからない…」という方が多いでしょう。

さらにプレゼンなどに慣れていない方の場合は、このような発表自体緊張するかもしれませんね。

そのような方におすすめしたい2次試験対策についてご説明したいと思います。

ポイントは以下の3つです。

  • 研究資料作りのポイント
  • 研究資料作りの注意点
  • 研究発表のポイント

それでは1つずつご説明していきましょう。

研究資料作りのポイント

2次試験の研究テーマは「作業編」「提案編」です。

これを作成するにあたり、どちらのテーマにおいても必要と思われるポイントをお伝えしていきたいと思います。

整理収納アドバイザーの理論を使って研究内容をまとめる

この研究発表の目的は、整理収納アドバイザーとしての知識を備えているか確認するものです。

そのため、2級、準1級で学んできた整理収納アドバイザーの理論を盛り込んだ内容にすることが大前提と言えます。

オリジナルの整理収納術や考え方などを盛り込むのはNGです。

そのためには、準1級、2級のテキストを参考にしながら作成すると良いでしょう。

準1級、2級の勉強する時点で、研究内容を考えながら読み進めておくと良いですね。

見やすい内容にまとめる

研究発表は、あらかじめ提出する研究資料にそって進めます。

試験官はその資料を見ながら、あなたの発表を聞くことになります。

そのため、初めて見る人でもわかりやすい内容であることがとても大事です。

どんなに素晴らしい研究内容でも、ごちゃごちゃしてわかりにくい資料だと、良い印象を持ってもらえないかもしれません。

文字の大きさを変えたり、数字をつけて箇条書きにするなど、スッキリとした内容にすると良いですね。

具体的な内容を心掛ける

研究内容はできるだけ具体的な内容を心掛けることも大事です。

漠然とした内容ばかりだと、「物足りない」と判断されてしまうかもしれません。

例えば、クライアントの悩みを説明する場合、「部屋が片付けられない」という漠然としたものよりも「子供の服やおもちゃが多すぎて部屋が片付けらえない」としたほうが、説得力が出るでしょう。

具体的な内容を盛り込み、内容の濃い研究になるように心掛けると良いですね。

研究資料作りの注意点

次に研究資料作りの時に気を付けたい点をご説明しましょう。

理論を説明するだけはNG

この研究発表で求められることは、整理収納アドバイザーの理論を使って、研究内容をまとめることです。

理論を説明するだけでは不十分になりますのでご注意ください。

ただテキストの内容を写しただけのような内容ではダメということですね。

理論に沿った作業工程や、クライアントやアドバイザーの意識の変化なども具体的に盛り込んでいきましょう。

ただ手順の説明で終わってしまうのはNG

研究発表がただのビフォーアフターになってしまうのもNGですのでご注意ください。

ただ「散らかっていた部屋がきれいにすることができました」を求められているわけではありません。

片付けたことによってどんな変化をもたらすことができたのか、それにより自分自身もどんな変化があったのか、まで盛り込めると良いですね。

自分の意見だけはNG

2次試験は、整理収納アドバイザーとしてクライアントをサポートできるかを見極めるための試験です。

そのため、自分の意見だけを述べる研究内容では不十分と言えるでしょう。

クライアントの要望を聞きながら進めたことや、クライアントの希望をどのように反映させたのかという内容も必要になります。

研究発表のポイント

最後に研究発表のポイントをお伝えしましょう。

研究資料を作るだけでなく、発表自体が緊張して心配…という方も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのが以下のポイントです。

自分の言葉で話せるように練習しておく

研究資料をただ読み上げるだけでは、説得力がありません。

試験官に良い印象を持ってもらうためには、自分の言葉で自信を持って話すことが大事です。

そのためには、事前にどのように話すのか繰り返し練習しておくことが大事です。

家族や友達などに聞いてもらいながら、本試験の練習をしておくのも良いですね

スマホで撮影してチェックする

研究発表に練習におすすめなのが、話している姿をスマホで動画撮影することです。

撮影した動画を見ると「棒読みになっている」「早口で聞き取りにくい」など、客観的に見れるので、うまく改善していけるでしょう。

 

このように、2次試験の研究発表はいろいろな部分に気を配り対策する必要があります。

短時間で取り組むのは難しいかもしれませんね。

2級、準1級の勉強する時点で、研究発表の内容をどうするか考えておくと、より効率的な勉強ができるでしょう。

整理収納アドバイザー1級の1次・2次試験はテスト対策が大事

ユーキャン(画像出典:ユーキャン)

今回は整理収納アドバイザー1級の1次、2次試験の内容についてお伝えしてきました。

1次試験は会場試験とCBT試験に分かれているため、どちらを選ぶか考える必要があります。

2次試験は研究発表というハードルの高い試験になりますので、内容を把握しておきましょう。

そして1次試験も2次試験も簡単に合格できる内容ではありません。

事前にしっかりテスト対策をしておくことが大事です。

2級、準1級の勉強をする時点で、1級の1次試験、2次試験のテスト対策を考えながら取り組めば、効率よく勉強できるでしょう。

整理収納アドバイザーを目指す方は、あらかじめ1級の試験内容をチェックしておくと良いですね。