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整理収納アドバイザー1級・2級・準一級の合格率は?気になる難易度を解説!

整理収納アドバイザー1級・2級・準一級の合格率は?気になる難易度を解説!

整理収納アドバイザー1級は、整理収納のプロとして活動できるプロ資格です。

また初心者向けの2級や準1級などもあるため、幅広い方に対応した資格とも言えます。

チャレンジするか検討中の方は多いのではないでしょうか。

しかし「本当に取れるか不安…」という方も多いでしょう。

時間とお金をかけて勉強しても、結局取得できなかったら勿体ないですよね。

そこで今回は整理収納アドバイザー資格の、各級の合格率、難易度について解説したいと思います。

試験内容や取得目的などを考えながら、具体的な難易度をお伝えしましょう。

結論から申し上げますと、2級と準一級の難易度はそれほど高くありません。

1級はプロになるための級なので、2級、準1級よりはやや難易度が高くなりますが、合格率は高めです。

整理収納アドバイザーに憧れるけれど取得できるか不安という方も、それほど難易度が高くないことがわかれば、前向きに頑張れるでしょう。

整理収納アドバイザーの1級・2級・準一級の合格率や難易度は?

整理収納アドバイザーの1級・2級・準一級の合格率や難易度は?

整理収納アドバイザーを目指すためには、「取得できるレベルか」を確認しておくことが大切です。

片付け資格の多くは級が分かれていませんが、整理収納アドバイザーは1級・2級・準一級と分かれています。

そのため、自分のレベルに合った級を目指したいですよね。

無理に難易度が高い試験を受けてしまい「レベルが高すぎで無理だった…」という失敗は避けたいもの。

しかし、整理収納アドバイザーの認定団体ハウスキーピング協会の認定講座の概要を見ても、いまいち難易度がわかりにくいかもしれません。

国家試験ではないので、合格率や難易度がわかりにくいですよね。

整理収納アドバイザー各級の合格率、リアルな難易度はどうなっているのでしょうか。

整理収納アドバイザーの1級・2級・準一級の合格率や試験内容から難易度を検証!

整理収納アドバイザーの1級・2級・準一級の合格率や試験内容から難易度を検証!

整理収納アドバイザーは初心者向けの級からプロ向けの級まであるので、難易度はそれぞれ異なります。

ところが、級によっては明確な合格基準や合格率は公表されていません。

しかし、試験内容や取得する目的などを見てみると、ある程度の難易度は予想できます。

ここからは、そのような情報を考慮しながら、2級、準一級、1級1次試験、2次試験の難易度を検証していきましょう。

まずは、それぞれの級の難易度の目安を表にまとめましたのでご覧ください。

取得方法 試験内容 合格基準 合格率 難易度
2級  ①会場講座/②WEB講座/③ユーキャン ①試験なし/②③在宅試験 非公表
※③は70%以上
非公表 易しい
準一級 ①会場講座/②WEB講座/③ユーキャン ①まとめテスト/②③在宅試験 非公表
※③は70%以上
非公表 やや易しい
1級1次試験 筆記試験or CBT試験(選択問題・100問) 70%以上 70%以上 70~80% それほど高くない
1級2次試験 実技試験(研究発表、口頭試問) 70%以上 70%以上 80~90% それほど高くない

このように、2級の難易度は易しいと言えます。

準一級も若干難しくなりますが、やや易しいレベルでしょう。

1級の1次試験も2次試験は2級、準1級に比べると難しいですが、「それほど高くない」難易度であると言えます。

次の章からは、どうしてこのような難易度であると言えるのか、詳しくご説明していきましょう。

それぞれの級で学べる知識や、取得方法や費用などの概要については、こちらの記事「整理収納アドバイザー1級・準一級・2級・3級ジュニアの内容の違いを解説」をご覧ください。

今回の記事では、「難易度」にスポットをあてて解説していきたいと思います。

整理収納アドバイザー2級の難易度:易しい

まずは整理収納アドバイザー2級の難易度から見ていきたいと思います。

整理収納アドバイザーは3級もありますが、好きなテーマを選んで受講するものになり、一通りの基礎を学ぶものではありません。

整理収納アドバイザーの勉強は2級からです。

2級では整理収納アドバイザーの基礎知識を網羅的に勉強します。

そのため覚えることは多い級になりますが、難易度は低いと言えるでしょう。

合格率は公表されていませんが、取得方法を見ると「易しい」難易度であることがわかります。

取得方法 試験内容 合格基準 合格率 難易度
2級 ①会場講座/②WEB講座/③ユーキャン ①試験なし/②③在宅試験 非公表
※③は70%以上
非公表 易しい

このように2級の取得方法は3つあります。

整理収納アドバイザー資格を主催するハウスキーピング協会が実施する「会場講座」を受講する方法。(オンラインも可)

同じくハウスキーピング協会が提供する「WEB講義」を受講する方法。

さらに、通信講座「ユーキャン」を受講する方法があります。

それぞれの取得方法の詳細はこちらの記事「 整理収納アドバイザー2 級の取得方法は?3つの取り方を解説」をご覧ください。

取得の流れや費用などを比較解説しています。

いずれも勉強する内容は同じになりますが、試験の有無によって若干難易度が異なります。

しかし、いずれも「易しい」レベルの難易度と言えるでしょう。

取得方法別に難易度を検証していきたいと思います。

難易度検証①「認定講座」は試験がない

ハウスキーピング協会が実施する認定講座は基本的に試験がありません。

講座の最後にまとめテストをするケースもありますが、ほぼ100%合格できる内容とされているので、試験という感じではないでしょう。

2級認定講座では、整理収納知識を暗記するというよりも、整理収納理論を理解するという意味合いが強いです。

そのため、試験はあまり重視していないのでしょう。

きちんと講義を聞いていれば取得できるということで、難易度は高くないでしょう。

難易度検証②「WEB講座」は何度でも試験を受けられる

ハウスキーピング協会はすきま時間で勉強できるようにWEB講座も用意しています。

カリキュラム終了後にまとめテストがありますが、何度でも受けることができます。

1度受けて合格できない場合でも、できなかった部分を復習して再チャレンジすることが可能です。

ほぼ全ての方が合格できるでしょう。

難易度検証③「ユーキャン」は在宅受験&何度も受験OK

通信講座では、全てのカリキュラムが終わった段階で自宅で試験を受けて提出するという流れになります。

試験と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、以下のようなことから難易度が高くないと言えます。

  • 合格基準は70%と低め
  • 在宅受験なのでテキストを見て答えられる
  • 合格するまで何度でも受験できる

WEB講座同様に何度もチャレンジできるので、合格率はほぼ100%とされています。

このように2級の場合は合格率は公表されていませんが、ほぼ100%と考えることができるでしょう。

ただしきちんと取り組まなければ、もちろん合格はできません。

どの方法で勉強する場合でも、まじめに取り組むことは心掛けたいですね。

整理収納アドバイザー準一級の難易度:やや易しい

次に準一級の難易度についてご説明したいと思います。

準一級は1級を目指す人のための前段階の級と言えます。

もともと「整理収納アドバイザー1級予備講座」だったものが、2019年から現在の整理収納アドバイザー準1級認定講座に変更されました。

1級を受験するための知識を学ぶ級になりますので、「落とす試験」という感じではないでしょう。

合格率は公表されていませんが、難易度は「やや易しい」レベルと言えます。

2級よりも勉強する内容がレベルアップするため、「易しい」よりは少し難しくなりますが、真面目に取り組んでいれば難しさは感じないでしょう。

取得方法 試験内容 合格基準 合格率 難易度
準一級 ①会場講座/②WEB講座/③ユーキャン ①まとめテスト/②③在宅試験 非公表
※③は70%以上
非公表 やや易しい

このように、2級と同じく3つの方法で取得することができます。

2級の時と同じように、それぞれの難易度を検証しましょう。

難易度検証①「認定講座」はまとめテストがあるが難易度は低め

ハウスキーピング協会が実施する準1級の認定講座では、最後にまとめテストが行われます。

合格基準や合格率はわかりませんが、「真面目に受講していれば満点を取れるレベル」とされています。

講習の中で重要と言われたポイントがそのままテストに出る傾向にあるので、きちんと講師の話を聞いていれば答えられるでしょう。

学ぶ内容は2級よりも難しくなりますが、2級の知識を踏まえた応用編になるので、それほど難しく感じることはないでしょう。

難易度検証②「WEB講座」は何度でも試験を受けられる

こちらは2級と同じ内容になります。

カリキュラム終了後にまとめテストがありますが、何度でもチャレンジOK。

こちらも難易度は低めと言えますね。

難易度検証③「ユーキャン」は在宅受験&何度も受験OK

こちらも2級と同じです。

在宅受験で、さらに何度もチャレンジできるので、真面目に取り組めば不合格に終わることはないでしょう。

このように、準一級の場合も、いずれの取得方法であっても、きちんと取り組んでいれば合格することができるでしょう。

試験に関する心配はあまりないと言えますね。

整理収納アドバイザー1級1次試験の難易度:それほど高くない

準一級まで取得したら1級の1次試験を受けることができます。

1級の試験はこれまでの2級、準一級の試験とは意味合いが大きく変わります。

「整理収納の知識を理解しているか」ではなく「整理収納アドバイザーとして活動できるか」を見極めるものになるので、難易度は高くなります。

しかしそれほど難易度が高いわけではありませんので、必要以上に身構える必要はないでしょう。

その理由をご説明していきましょう。

まずは以下の概要をご覧ください。

取得方法 試験内容 合格基準 合格率 難易度
1級1次試験 筆記試験orCBT試験(選択問題・100問) 70%以上 70%以上 70~80% それほど高くない

難易度検証①出題範囲はテキストのみ

1級1次試験は会場での「筆記試験」、もしくはパソコンを使った「CBT試験」ですが、いずれも選択問題です。

記述する問題はありません。

しかも出題範囲は準1級と2級のテキスト。

テキストをしっかり読み込んでおけば、解ける問題と言えるでしょう。

難易度検証②ひねった問題は出題されない

さらに1次試験ではテキストの知識を正しく理解していることを問うため、ひねった問題が出題されることはまずありません。

素直にテキスト内容だけを見ておけば良いので、試験対策しやすいと言えますね。

難易度検証③合格点が70点以上と低め

上表にあるように合格点は100点のうち、70点以上です。

80~90点という高得点を求められるテストではないので、リラックスして取り組めるでしょう。

難易度検証④合格率が70〜80%と高め

このような要素もあり、合格率は70~80%と高めになっています。

準1級や2級のように、ほぼ100%という合格率と比べるとグンと難易度は高くなりますが、一般的な試験の合格率としては高いと言えますね。

難易度検証④ただし試験範囲は広い

ここまで1次試験の難易度の低い要素をお伝えしてきました。

最後は難易度が高い要素をお伝えしておきましょう。

それは、2級と準1級のテキストの内容は意外と多いということです。

2級は基礎的な内容ではありますが、ボリュームは多めです。

準1級も応用編になるので、さらに広い範囲を学ぶことになります。

1つ1つの問題はそれほど難しいものではありませんが、短期間でサッと覚えられる量ではないことは心得ておきましょう。

 

このように1級1次試験の難易度は総じて低い傾向にあります。

合格率から見ても、それほど高くないでしょう。

しかし試験範囲が広いため、ややハードルの高さも感じられます。

身構えすぎる必要はありませんが、きちんと時間をかけて試験対策することが大切ですね。

「具体的にどんな試験対策をすれば良いの?」という方は、こちらの記事「整理収納アドバイザー1級1次試験2次試験のテスト対策は?」をご参考ください。

整理収納アドバイザー1級2次試験の難易度:やや高め

最後に1級2次試験の難易度について見ていきましょう。

会場もしくはオンラインで行われる個人試験で、実技試験になります。

テーマを選び研究発表、および口頭試問が行われます。

「整理収納アドバイザーとして活動できるか」という最終チェックになるため、難易度はやや高めになるでしょう。

以下の概要をご覧ください。

取得方法 試験内容 合格基準 合格率 難易度
1級2次試験 実技試験(研究発表、口頭試問) 70%以上 70%以上 80~90% やや高め

この内容を踏まえて、難易度を検証したいと思います。

難易度検証①実技試験なので難易度は高め

2次試験では、テーマとクライアントを決め、作業編または提案編のどちらかを選択し、研究発表をします。

事前に研究資料を作り提出、試験ではその内容にそって発表し、試験官から質問を受けて答えるという流れです。

資料作りやプレゼンなどに慣れている方は良いですが、はじめて挑戦する方の場合はハードルが高く、難易度が高く感じられるでしょう。

難易度検証②合格率は高い

しかしながら、合格率を見ると1次試験よりも高くなっています。

事前準備をする大変さはありますが、きちんと準備して取り組めば、落とされることは少ないことがわかりますね。

研究発表は筆記試験とは違い、研究資料を作り込んでおけば高得点が狙えるというメリットもあります。

こちらの記事「整理収納アドバイザー1級1次試験2次試験のテスト内容や対策を解説」では、具体的にどんな事前準備をすべきかお話しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

整理収納アドバイザー1級・2級・準一級の合格率は高め!チャレンジしやすい難易度

ユーキャン(画像出典:ユーキャン)

今回は整理収納アドバイザーの各級の難易度について考えてきました。

2級、準一級は合格率が公表されていませんが、難しい試験を受けるわけではないので、難易度は低いでしょう。

1級になると本格的な1次試験、2次試験がありますが、合格基準は低く、合格率が高いことが公表されています。

きちんと勉強と準備をして取り組めば、それほど難しくないでしょう。

整理収納アドバイザーは難易度が高そう…と躊躇している方も、今回の内容を見ていただくと、チャレンジしてみようという気持ちになれるのではないでしょうか。