北欧式整理収納プランナーと整理収納アドバイザーの違いは？料金や内容を徹底比較

北欧式のちょっとおしゃれな収納術を学べると人気の北欧式整理収納プランナー資格。

気になっている方は多いのではないでしょうか。

しかしまだそれほど知名度が高い資格ではないので、「本当に良い資格なのかな」「他の片付け資格のほうが良いのかな」と不安な方もいると思います。

最近はさまざまな片付け資格の名前を聞くようになりましたが、その中で知名度が高いのが整理収納アドバイザーでしょう。

世界の「こんまり」近藤麻理恵さんが初めに取得したのも整理収納アドバイザーでした。

そこで今回は、北欧式整理収納プランナー資格についてより深く理解するために、メジャーな片付け資格である整理収納アドバイザーと比較してみたいと思います。

どちらも「整理収納」とあるので違いがわかりにくいですが、さまざまな角度から比較すると違いが見えてきます。

メジャー資格と比較して違いを把握することで、北欧式整理収納プランナーの具体的な良し悪しがわかるでしょう。

[キャリカレ]北欧式整理収納プランナー (詳細はこちら)

北欧式整理収納プランナーは整理収納アドバイザーより良い？悪い？

北欧式整理収納プランナーは「北欧式の整理収納」を学べる資格です。

しかし同じような資格で「整理収納アドバイザー」という資格もあります。

後者のほうが知名度が高い人気資格なので、どうしても「整理収納アドバイザーのほうが無難なのかな」と思う方もいるでしょう。

北欧式整理収納プランナー資格を取得してから、やはり有名な整理収納アドバイザーを取っておけば良かった…とならないように、違いを把握しておきたいですよね。

北欧式整理収納プランナー資格は、やはり整理収納アドバイザーより内容が劣るのでしょうか。

それとも勝る部分もあるのでしょうか。

北欧式整理収納プランナーと整理収納アドバイザーを徹底比較

ここからは、北欧式整理収納プランナー資格をより深く理解するために、メジャー資格である整理収納アドバイザーとの違い比較してみたいと思います。

まずは、以下に項目別の違いをまとめた比較表を作りましたのでご覧ください。

どちらも通信講座を受講して取得できる「整理収納」資格ですが、項目別にまとめてみると、さまざまな面で違いがあることがわかりますね。

それでは項目ごとに違いを解説していきましょう。

①級・認定団体・学ぶ内容

まずは、級や認定団体、さらに学ぶ内容の違いを見ていきましょう。

どちらも「整理収納」の資格ではありますが、その内容は大きく異なります。

北欧式整理収納プランナーの場合

片付け収納スペシャリストを主催するのは、日本能力開発推進協会(JADP)です。

教養や職業実務能力を高めるために、医療、福祉、介護、食文化などさまざまな分野の資格を提供している団体です。

提供している資格の多さを見ると、実績があり安心できる団体という印象を受けます。

この資格は、整理収納アドバイザーのように級は分かれていません。

取得すれば「北欧式整理収納プランナー」を名乗ることができます。

この資格で学ぶことは、北欧スタイルのお手本にしたワンランク上の整理収納術です。

ただ整理収納するのではなく、きちんと収納しながらも、収納自体がセンスの良いインテリアになるノウハウを学びます。

物を隠して収納するのではなく、見せる収納にも重きを置く感じですね。

整理収納アドバイザーの場合

整理収納アドバイザーを主催するのはハウスキーピング協会です。

片付け系の資格をメインに主催する団体で、その中でも知名度が高い資格が整理収納アドバイザーとなっています。

この資格は3級、2級、準1級、1級と4段階に分かれているのが特徴です。

3～準1級は認定講座を受講することで取得可能。

プロ用の資格である1級は筆記試験と実技試験を受験し合格することが必須です。

準1級までだと整理収納アドバイザーを名乗ることはできません。

整理収納アドバイザーを名乗って活動するためには、1級の取得が必須となっています。

テレビや雑誌などで見かける「整理収納アドバイザー」は、1級取得者です。

準1級と1級を取るためには、その下の級を取得していることが条件になりますのでご注意ください。

また取得方法もいくつかありますので、表にまとめたいと思います。

このように、取得方法は大きく3つ。

ハウスキーピング協会が実施するリアル講座講座やWEB受講して取得する方法。

ユーキャンの「整理収納アドバイザー講座」なら、2級を準1級の同時取得が可能です。

今回の記事では、通信講座で取得できる北欧式整理収納プランナーと比較するために、ユーキャンの「整理収納アドバイザー講座」で準1級と2級を目指すケースを取り上げたいと思います。

整理収納アドバイザーの各級の違いや取得方法についてもっときちんと知りたい方は、こちらの記事「整理収納アドバイザー1級･準一級･2級･3級の内容の違いを解説」をぜひチェックしてくださいね。

この資格で学べることは整理収納の基礎から応用まで網羅的な知識です。

整理収納アドバイザーとして片付けアドバイスができる専門家になることが最終目的の資格なので、広範囲に及ぶ知識を学ぶことができるでしょう。

このように、北欧式整理収納プランナーも整理収納アドバイザーも、実績のある団体が主催する資格なので問題ないでしょう。

級に関しては、北欧式整理収納アドバイザーはシンプルですが、整理収納アドバイザーは複雑です。

段階的に級を上げていきたい、1級を目指して頑張りたいという方は整理収納アドバイザーが良いでしょう。

簡単に取得できて、すぐに名乗れる資格が欲しい方は、北欧式整理収納アドバイザーが良いですね。

また、見せる収納などセンスの良さにこだわった収納を学びたいなら、北欧式整理収納アドバイザーがおすすめ。

幅広く専門的な整理収納知識を身につけたい方は、整理収納アドバイザーが向いていますね。

②通信講座

次に、それぞれの資格を取得するための通信講座の違いを見ていきましょう。

どちらの資格も、通信講座を受講して資格取得のための勉強をして試験を受ける形になります。

北欧式整理収納プランナーの場合

北欧式整理収納プランナーを取得できる通信講座はキャリカレです。

150以上の資格の認定講座を提供している大手通信講座となっています。

知名度も実績も申し分ない通信講座と言えるでしょう。

整理収納アドバイザーの場合

整理収納アドバイザーを取得できる通信講座はユーキャンです。

常時100以上の資格を提供しています。

CMでもお馴染みなので「資格と言えばユーキャン」と思う方は多いでしょう。

芸能人が資格取得に挑戦する「チャレンジユーキャン」企画が有名ですよね。

この資格も、「チャレンジユーキャン」で多部未華子さん、DAIGOさんらが取得されています。

どちらの資格も大手通信講座で安心感がありますね。

ただし知名度の高さで言うと、ユーキャンに軍配が上がるでしょう。

③取得方法・学習期間・受講期間

次に、具体的な取得方法ついて見ていきましょう。

キャリカレももユーキャンも通信講座なので勉強方法は大体同じになります。

1. テキストを読んで理解する
2. 練習問題を解いて理解度を確認
3. わからない部分はその都度メールで質問をする
4. 添削課題を解いて提出する
5. 添削指導を確認して復習する
6. 自宅でテストを受ける

このような流れで進めることになります。

ただし学習期間、受講期間の違いがありますのでご説明しますね。

北欧式整理収納プランナーの場合

北欧式整理収納プランナーは3ヵ月のカリキュラムが組まれています。

• 1ヶ月目：導入編（北欧式整理収納でシンプル＆ゆたかな暮らしをめざそう）
• 2ヶ月目：基本編（整理収納＆インテリアの基本レッスン）
• 3ヶ月目：実践編（北欧式収納をはじめましょう）

このように、はじめの1ヵ月目で北欧式について学び、2ヶ月目に基本、3ヶ月目に実践というわかりやすいカリキュラムになっています。

1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目の内容の終わりに課題を提出する流れです。

学習の目安は3ヵ月となっていますが、受講期間は700日も設けられていますので、勉強する時間がない方でも焦らず勉強できるでしょう。

整理収納アドバイザーの場合

整理収納アドバイザーの場合は、以下のようなカリキュラムが組まれています。

• 1ヶ月目：基礎知識を身に着ける
• 2ヶ月目：実戦的なスキルを磨く
• 3ヵ月目：2級試験にチャレンジする
• 4ヶ月目：準1級の試験にチャレンジする

こちらの講座では2級と準1級を同時に目指すことができます。

1、2ヵ月目で知識を身につけ、3ヶ月目には2級、4ヶ月目には準1級の勉強＋試験をするという流れですね。

北欧式整理収納プランナー同様に、毎月の終わりに課題を提出して次に進む流れです。

学習期間の目安は4ヵ月なので、北欧式整理収納プランナーより1ヵ月多いですが、受講期間は8ヵ月と短いです。

北欧式整理収納プランナーのほうがカリキュラムは短期間設定なので、短期間で取得を目指したい方はこちらが向いていますね。

700日も受講期間があるのでマイペースで取りたい方も北欧式整理収納プランナーが便利です。

時間をかけても多くの知識を身に着けたい方は、整理収納アドバイザーのほうがやりがいがあるでしょう。

④費用（受講料・受験料）

次に、気になる費用をについて比較したいと思います。

資格取得にかかる費用は決して安くありませんので、きちんと違いをチェックしておきたいですね。

それぞれの料金を見ていきましょう。

北欧式整理収納プランナーの場合

北欧式整理収納プランナーの費用は、受講料と受験料がかかります。

整理収納アドバイザーよりもトータル費用はだいぶ高くなりますね。

しかしながら、通信講座キャリカレでは頻繁に割引きキャンペーンが実施されています。

1万円以上安くなるキャンペーンが多いので、そのタイミングで申し込めば、整理収納アドバイザーよりも安く取得できるでしょう。

料金に関する詳しい情報は「北欧式整理収納プランナーの料金は高い？費用を解説」をチェックしてくださいね。

整理収納アドバイザーの場合

このように、ユーキャンの整理収納アドバイザー講座の場合は、受験料はかかりません。

一度に2級と準1級を取れてこの価格なので、お得感がありますね。

1級を取るためには、さらに別途試験を受ける必要があり受験料がかかりますが、準1級までで良い方には、リーズナブルな資格と言えるでしょう。

整理収納アドバイザーの料金については、こちらの記事「整理収納アドバイザーの料金やトータル費用は？受験料相場や年会費は？」で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてくださいね。

このように、北欧式整理収納プランナー資格取得にかかる費用は整理収納アドバイザーより高めです。
ただし頻繁に割引キャンペーンんが実施されているため、その期間であれば安く取得できるでしょう。
費用をおさえて取得したい方の場合、キャンペーン期間を待って申し込めるなら北欧式整理収納プランナーでも良いでしょう。

キャンペーンなどの時期を気にせずに安く取得したい方は、整理収納アドバイザーのほうが良いですね。

⑤教材

次に、教材内容の違い見ていきたいと思います。

どちらも大手通信講座が手がける講座ということで、充実した教材が揃っています。

しかし若干の違いがありますので、詳しくご説明しましょう。

北欧式整理収納プランナーの場合

北欧式整理収納プランナーの教材は、以下3点です。

• テキスト3冊
• ノート
• 映像教材（DVD）

特徴は「おしゃれなテキスト」と「使いやすいノート」、そして「実践的な映像教材」です。

テキストは、北欧インテリア雑誌のようなおしゃれな内容。

写真もカラーも気分が上がる内容なので楽しく学べるでしょう。

さらに魅力は使いやすい「ノート」です。

ただのノートではなく、重要点がきっちりまとめてあり、テキストとも連動している学びやすい内容です。

Web受講生ページから確認問題を解くこともできる内容になっています

また映像教材の内容も充実掃除のコツなどが入っています。

「片付け+清掃」がセットで学べる内容となっており、とても実践的。

資格を取って終わりではなく、日々の生活の中で活かしていくヒントが得られるでしょう。

教材に関する詳しい情報は、こちらの記事「北欧式整理収納プランナーのテキストを徹底解説」もチェックしてくださいね。

整理収納アドバイザーの場合

整理収納アドバイザーの教材は以下の5点です。

• テキスト3冊
• トレーニングブック
• 成功事例集
• ハンドブック
• 映像教材（DVD)

このようにボリュームたっぷりの教材がユーキャン通信講座の特徴です。

特徴は「わかりやすいテキスト」と「実践的な副教材」です。

ユーキャンのテキストは、一人で勉強しても理解を深められるように、わかりやすさを追求しています。

一人で勉強できるか不安…という方にも安心の内容です。

トレーニングブックで問題を解きながら、テキスト内容を確認していく形になります。

さらに魅力は、成功事例集、ハンドブック、映像教材の副教材です。

自宅での片付けや、整理収納アドバイザーとして独立して働く場合の内容なども具体的に入っているので、イメージを膨らましやすいでしょう。

このように、どちらの大手通信講座ということで、教材はとても充実しています。

それぞれに良さがある内容なので、甲乙つけがたいですね。

どちらの資格を選んでも、教材の内容で困ることはないでしょう。

⑦サポート体制（添削指導・質問・取得後の活動サポート）

次にサポート体制の違いについてご説明したいと思います。

どちらの資格講座も、3回の添削指導、メール・郵送での質問サービスがあるため、大きな違いはないでしょう。

さすが大手通信講座という手厚いサポート体制になっていますね。

しかし取得後の活動サポートについては違いがありますのでご説明したいと思います。

北欧式整理収納プランナーの場合

北欧式整理収納プランナー資格を取ると、北欧式整理収納プランナーを名乗って活動することが可能です。

就職や転職はもちろん、開業することも可能です。

もちろんすぐに採用されたり、開業後すぐに仕事が舞い込むわけではありません。

しかし、以下のようなサポートを受けることで、スムーズな活動ができるでしょう。

キャリア支援サポートサイト

専属のキャリアコーディネーターがご要望に合わせた求人情報を提供してくれるサポートサイトがあります。

求人情報やセミナー情報が検索できるようになっているので、豊富な情報を使って、就職、転職活動を進められるでしょう。

職務経歴書の書き方、面接のコツなどの役立つ情報も満載です。

HP作成サポート

開業する場合は、情報発進する必要があります。

その際に役立つホームページ制作を無料でサポートしてくれるのが、キャリカレの特徴です。

最短1日でオリジナルホームページが作成できる内容になっているので、忙しい方でも無理なく取り組めるでしょう。

整理収納アドバイザーの場合

整理収納アドバイザーの場合はユーキャン通信講座で取れるのは2級と準1級です。

整理収納アドバイザーを名乗り活動するためには、その後に1級試験を受けて合格しなければなりません。

そのため、北欧式整理収納プランナーのような開業サポートはありませんが、開業するイメージを膨らませることができる副教材がついています。

ハンドブック

アドバイザーとして活動する時に役立つノウハウがたくさん収録されたハンドブックです。

顧客のご自宅を訪問して作業する時に持ち運べるようにハンディサイズになっています。

実際に現場に持っていくことが多い整理収納アドバイザーさんもいるほど、充実した内容になっています。

DVD

アドバイザーの実際のお仕事の流れが習得されています。

実際にどのような作業をするのか、学んだ知識をどのように活かせるのか見ることができる内容です。

このように、北欧式整理収納プランナーのほうが、活動後のサポート体制はより具体的な内容となっています。

すぐに独立開業したい方は、こちらの資格が便利ですね。

整理収納アドバイザーは、この講座を受講して試験に合格しても、まだプロとして活動できるではないため、具体的な開業サポートはない印象を受けます。

まずは資格を取得した後に、どのように資格を活かしたいのか考えて、サポート体制の違いを考慮すると良いでしょう。

⑧試験内容

最後に資格取得のための試験内容の違いについて比較したいと思います。

しかし、こちらの項目に関してはどちらの資格も条件が同じと言えるでしょう。

自宅で受験できる筆記試験、70%以上で合格となります。

試験内容はテキストを読んで内容を理解しておけば答えられる問題ばかりです。

暗記すべき内容は少ないので、きちんと勉強していれば70%以上取ることは容易でしょう。

さらにどちらの資格も、もし合格点に達しなかった場合でも「何度でも再テストOK」です。

いずれも合格率は公表していませんが、ほぼ100%の確立と言えるでしょう。

「せっかく勉強したのに試験に落ちたらどうしよう…」という心配は、どちらの資格もあまりないでしょう。

北欧式整理収納プランナーは整理収納アドバイザー同様におすすめ資格

(画像出典：キャリカレ)

[キャリカレ]北欧式整理収納プランナー (詳細はこちら)

今回は北欧式整理収納プランナーと整理収納アドバイザーの2つの資格の違いを比較解説してきました。

やはり整理収納アドバイザーは片付け系の資格の中でも人気、知名度が高い資格ということで、メリットが多いことがわかりました。

しかし北欧式整理収納プランナーも、そんな人気資格に劣る点ばかりではなく、勝っている点もあることがおわかりいただけたと思います。

両方の資格にネガティブな点もありますので、それぞれメリットデメリットの違いを知ることが大事ですね。

あなたにとってメリットを多く感じるほうの資格を選べば、納得して資格取得に向けた勉強ができるでしょう。