整理収納アドバイザーの基礎を勉強するためのテキスト「整理収納アドバイザー公式テキスト」。
2級用のテキストとなっています。
整理収納アドバイザーの資格を取るなら、このテキストで勉強しようという方は多いでしょう。
しかし、「内容がいまいちわからない」「公式テキストを使って、どんなふうに勉強するの?」など疑問もあるでしょう。
そこで今回は整理収納アドバイザーの資格の2級テキストについて詳しく解説したいと思います。
内容に関するメリットデメリットをご説明しながら、どんな内容のテキストなのか見ていきます。
整理収納アドバイザー公式テキストのメリットがわかると、このテキストを使って資格勉強を始めたくなるでしょう。
さらに、4つの活用法についてご説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
整理収納アドバイザー2級テキストについて知りたい
整理収納アドバイザーのテキストと言えば、2級用の公式テキストです。
1級試験ではこの2級テキストに書かれている基礎を踏まえた問題が出ます。
1級を目指す方にも重要なテキストと言えるでしょう。
しかし同時に、以下のような疑問がある方もいると思います。
どんな内容のテキストなの?
何となく整理収納アドバイザーの重要なテキストというイメージがあっても、いまいち内容がわからない方もいるでしょう。
1級ではなく2級のテキストなので「物足りないのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。
具体的な内容はどうなっているのでしょうか。
メリットやデメリットがあれば知りたいですね。
どうやって活用すればいい?
通信講座ユーキャンの整理収納アドバイザー講座では、このテキストを使いません。
「ユーキャンのテキストで勉強しているけれど、公式テキストは必要?」と疑問の方もいるでしょう。
2級公式テキストは、どのような使い方が良いのでしょうか。具体的な活用法を知りたいですね。
整理収納アドバイザー2級テキストについて、このような疑問がある方もいるでしょう。
疑問があるままだと、なかなかテキストを使った勉強を開始することができません。
次の章では、どんなテキストなのか、どんな使い方があるのか見ていきたいと思います。
整理収納アドバイザー2級テキストのメリットデメリット
整理収納アドバイザーの2級テキストは、この資格の認定機関であるハウスキーピング協会が出版しているテキストです。
整理収納アドバイザーのメソッドをきちんと学ぶことができるでしょう。
しかしそれだけではなくさまざまなメリットがあります。
また気になるネガティブな要素もありますので、合わせてお伝えしたいと思います。
実際に整理収納アドバイザー2級テキストを利用した方の口コミもご紹介しながら、これらのメリットデメリットについてご説明しましょう。
4つのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
「片付けの基礎を学べる」「片付けについて理論的に学べる」「片付けない原因がわかる」「わかりやすくて学びやすい」というメリットが考えられます。
メリット①片付けの基礎を学べる
この資格は2級で基礎、準1級で応用を学びます。
整理収納アドバイザーとして活動したい方は1級を取る必要があり、2級と準1級で学んだことが試験範囲となります。
2級テキストは整理収納アドバイザーの基礎となる知識をしっかり学べる内容になっています。
以下のように基礎が学べて良かったという口コミがいくつか見られました。
整理収納の実例やテクニックなどを紹介する本はたくさんありますが、実は基礎からしっかり学べるテキストはあまりありません。
2級テキストでは例えば、以下のような基礎知識を学ぶことができます。
- 整理とは区別すること
- 「捨てる」と「棄てる」の違い
- 適正量をきちんと理解すればモノは増えない
- 使用頻度別収納で使いやすくなる
このように、何となくわかっているけれど理解できていなかった基礎的なことがわかります。
片付けのベースとなる知識が頭に入ると、応用的なこともスムーズに理解できるでしょう。
片付けの基礎からしっかり丁寧に勉強したい方に向いているテキストと言えますね。
メリット②片付けについて理論的に学べる
2級テキストの特徴でありメリットは、片付けを理論的に学べるところです。
実践的な片付け術をマスターできるような本はたくさんあります。
しかし「どうしてその片付け方がベストなのか」という考え方がわかっていないと、持続したり応用するのが難しいです。
このテキストでは片付けの考え方をしっかり学ぶので、目先の片付けだけになることがないでしょう。
このようにポジティブな意見が多く見られました。
1人目の方のコメントにあるように、感覚的ではなく理論的に勉強できるのが2級テキストの醍醐味と言えるでしょう。
例えば、以下のような項目があります。
- モノと人間の関係という新しい概念
- グラフで見るモノの増え方
- 収納スキルの5つの法則
このように「考え方」を学ぶ項目が多いので、頭を整理しながら整理収納を理解することができます。
ただ何となく片付けをするのではなく、その考え方を勉強したい方はこちらのテキストがおすすめです。
メリット③片付かない原因がわかる
整理収納アドバイザーのメソッドは、片付かない原因を明確にした上で改善策を考えるということです。
2級テキストではこの「片付かない原因」をじっくり学ぶことができます。
片付けが苦手だから改善したいという方、アドバイザーになって片付けが苦手な人をサポートする仕事がしたい方、必見の内容です。
以下のように、このメリットに関する口コミも見られました。
どちらの方も、片付かない原因が理解できたとコメントされていますね。
片付けは一時的に行ってもあまり意味がありません。
ダイエットと同じようにリバウントがおきてしまうからです。
そうならないためには、原因を考え、その原因が解消できるような片付け計画を立てて実行することが大事です。
このテキストでは、まず「モノが増えてしまう原因」「捨てられない原因」など、散らかる原因を学びます。
その上で、以下のような鉄則を学びます。
- 適正量をきちんと理解すればモノは増えない
- 行動動線とモノを置く高さを意識すれば散らかりにくくなる
- グルーピングで無駄な行動をなくす
このように散らかりにくい環境を追求していくのです。
これが実践できれば、リバンドしない片付けが叶うでしょう。
一時的な片付けではなく、その状態を維持する片付け術を学びたい方は、このテキストがおすすめですね。
メリット④わかりやすくて学びやすい
最後のメリットは、わかりやすくて学びやすいテキストということです。
整理収納アドバイザーは1級を取れば、プロとして活動することが可能です。
しかし2級はプロ向けではなく初心者向けの内容となっています。
片付け系の勉強をしたことがない方でもわかりやすいでしょう。
公式テキストということもあり、とても学びやすい文章、構成となっています。
以下のようなコメントもありました。
こちらの方の意見のように、文章が構成がわかりやすいだけでなく、見やすいテキストでもあります。
写真、図解が適度にあるのでスッキリして見やすいでしょう。
シンプルなテキストで勉強したい方、あまり難しい文章だと抵抗がある方にもおすすめのテキストです。
2つのデメリット
メリットが多い整理収納アドバイザー2級テキストですが、「実例が少ない」「基礎なので物足りなさがある」というデメリットもあるでしょう。
こちらの内容も詳しくみていきますね。
デメリット①実例が少ない
まず1つ目のデメリットは実例が少ないところです。
このテキストは整理収納アドバイザーの「考え方」を網羅的に学べるところです。
ハウツー本のように実例がどんどん出てくるようなテキストではありません。
実例集を求めている方には、「理論でつまらない…」と感じる方もいるでしょう。
以下のようなレビューもありました。
このように、実例が多いほうが勉強しやすい方は多いでしょう。
整理収納アドバイザー2級テキストは、そのような内容ではありませんのでご注意ください。
デメリット②基礎なので物足りなさがある
2つ目のデメリットは基礎なので物足りなさがるということです。
はじめに以下の口コミをご覧ください。
整理収納アドバイザー2級は基礎、準1級は応用を学ぶ級になります。
そのため、この方のように物足りなさを感じる方はいるでしょう。
整理収納の基礎ほ幅広く学ぶことはできますが、まだ「浅く広く」の段階と思っておいたほうがよいですね。
とは言え、初心者の方には十分満足できる内容でもあるでしょう。
ここまで、「整理収納アドバイザー2級テキストはどんなテキスト?」の疑問を解消するためにメリットデメリットをお伝えしてきました。
これを踏まえて、2級テキストが向いている方は以下のようになるでしょう。
- 片付けの基礎からしっかり丁寧に勉強してい方
- 実例集ではなく片付けの「考え方」を勉強したい方は
- 一時的な片付けではなく、その状態を維持する片付け術を学びたい方
- シンプルでわかりやすいテキストで勉強したい方
このような方は、整理収納アドバイザー2級テキストで勉強してみると良いでしょう。
それでは次に「整理収納アドバイザー2級テキストはどんなふうに活用するの?」の疑問について考えたいと思います。
次の章では、整理収納アドバイザー2級テキストの4つの使い方をご説明しましょう。
整理収納アドバイザー2級テキストの3つの使い方
整理収納アドバイザー2級のテキストについてご理解いただけたところで、次はこのテキストの使い方を見ていきたいと思います。
整理収納アドバイザー2級は以下の3つの方法で取得することができます。
- ハウスキーピング協会のリアル認定講座(会場orオンライン)
- ハウスキーピング協会のWEB認定講座(動画講義を視聴)
- ユーキャン通信講座
このいずれかを受講して勉強し、まとめテストに合格すれば2級を取得できるという流れです。
それでは、2級テキストは、これらの勉強法でどのように使うのでしょうか。
メインテキストとして使うのは①のリアル講座のみ。
②③はサブテキストとして利用することになります。
それでは1つずつ詳しくご説明しますね。
①2級認定講座のメインテキスト
整理収納アドバイザーの認定機関であるハウスキーピング協会は、全国各地で2級の認定講座を実施しています。
同時にオンライン講座もありますので、全国各地から参加することが可能です。
いずれも1日(約6時間)だけの受講で資格が取れるということで人気が高い講座です。
この講座でメインテキストとして利用するのが、この2級テキストです。
会場講座の場合はその場で配布され、オンライン講座の場合は事前に郵送で送られてきます。
講師はこのテキストに沿って話を進めます。
自分だけで読むよりも、講師の話を聞きながら読み進めることができるので、より理解しやすいでしょう。
さらにテキストを理解しやすくするために、体験談や実例などを盛り込ながらお話される講師も多いです。
「一人だけで読んでも理解しにくいかも…」と不安な方は、リアル講座に参加して講師を一緒にテキスト勉強をするのがベストと言えるでしょう。
「整理収納アドバイザー2級講座メリットやセミナー内容」では、2級のリアル講座について詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
②2級WEB講座のサブテキスト
ハウスキーピング協会は、リアル講座に参加するのが大変な方に向けて、WEB講座も用意しています。
動画講義を見ながら勉強するeラーニングです。
こちらの講座では、テキストではなくスライド資料を使って勉強します。
2級テキストがなくても受講することが可能です。
しかし、2級テキストも見ながら講義を視聴することで、より理解が深まるでしょう。
スライド資料はPDFデータになっているため、紙として置きたい場合は自分で印刷する必要があり、ちょっと面倒かもしれません。
2級テキストがあれば、スライド資料はWEB上で見て、手元にテキストを置くという勉強スタイルができるのでおすすめです。
2級テキストは市販されていますので、通販等で購入することができます。
「整理収納アドバイザーeラーニングとは?web講座を解説」では、WEB講座の内容を詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
③ユーキャン通信講座のサブテキスト
通信講座大手のユーキャンは、整理収納アドバイザー講座を開講しています。
この講座は2級と準1級が同時に取得できるコースが特徴です。
ユーキャンでは独自のオリジナルテキストを3冊使用して勉強します。
1、2冊目は2級、3冊目は準1級に対応した内容となっています。
ユーキャンの教材は1人で勉強することを想定して作られているため、とてもわかりやすく設計されています。
「ユーキャンのテキストがあれば、公式2級テキストは不要なのでは?」を思える内容だと思います。
しかしユーキャンのテキストは実践的な内容が多いため、「考え方」をじっくり学びたいなら、2級テキストが必要でしょう。
また、1級試験を受ける場合には、公式テキスト内容は念のため把握しておいたほうが賢明です。
前述したように、2級テキストは市販されていますので、通販等で購入しましょう。
「整理収納アドバイザーのユーキャン講座を解説」では通信講座ユーキャンの整理収納アドバイザー講座について詳しくご説明しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
整理収納アドバイザー2級テキストはメリットが多い。あなたに合った使い方で活用しよう
(画像出典:ユーキャン)
今回は整理収納アドバイザー2級の公式テキストについて解説してきました。
実例が少ないこと、応用編はないという難点はあります。
しかし「片付けの基礎を学べる」「片付けについて理論的に学べる」「片付けない原因がわかる」「わかりやすくて学びやすい」とメリットのほうが多いでしょう。
利用する方法はリアル講座でメインテキストとして、WEB講座やユーキャンのサブテキストとして利用することができます。
あなたに合った方法で賢く活用してくださいね。
2級テキストは、整理収納アドバイザーの基礎がギュッと詰まったテキストです。
整理収納アドバイザーを勉強したい方は手元に置いておきたい一冊ですね。