自宅の収納を改善するのはもちろん、インストラクターとして活動するなど幅広く活かせる資格、整理収納インストラクター。
人気通信講座の「SARAスクール」で取れる資格ということもあり、検討している方もいるでしょう。
しかし気になるのは、料金についてですよね。
資格を取るためにはお金がかかります。
どんなに魅力的な資格でも、取得するまでの費用が高すぎると気軽に目指せないでしょう。
そこで今回は整理収納インストラクターの料金について詳しく解説したいと思います。
この資格を取るためには、SARAスクールの「基本コース」「プラチナコース」、さらに試験だけを受ける方法があります。
この3つの取得方法の料金について、さらにそれぞれのメリットデメリットなどをご説明します。
整理収納インストラクターの費用について具体的な内容がわかると、納得した上で取得を目指せるでしょう。
整理収納インストラクターの料金について知りたい
整理収納インストラクターを目指すためには、まず料金について確認する必要があるでしょう。
資格内容が魅力的でも、納得できる料金であることがわからないと始められません。
しかし整理収納インストラクターの料金はちょっとわかりにくいので、以下のような疑問がある方は多いのではないでしょうか。
取得方法によって費用が違うからわかりにくい
片付け系の資格は、取得方法が1つの選択肢しかないケースが多いです。
その場合は、費用に関係なく申し込むことができるので問題ないでしょう。
しかし整理収納インストラクター資格の場合は、いくつかの取得方法があります。
通信講座SARAスクールで取る場合でも、「基本コース」「プラチナコース」の2種類ありぞれぞれかかる費用が異なります。
さらに、講座を受けずに試験だけ受ける方法があるので、さらに混乱しますよね。
どの取得方法の料金がお得なのか知りたい
複数の取得方法があると困るのが、どの取得方法の料金がお得なのかということですよね。
適当に取得方法を決めてしまうと、資格を取ることはできても「別の方法のほうがもっと安く取れた…」という失敗もあるでしょう。
そうならないために、事前にそれぞれの取得方法の料金とお得さを確認しておきたいですね。
整理収納インストラクターを取りたいと思っても、このように肝心の費用面で不安があると、前向きにトライできないでしょう。
反対に料金に関する詳細がハッキリわかれば、取得に向けて本腰を入れられるかもしれませんね。
次の章では、整理収納インストラクターを取得する3つの方法と、その料金について詳しく解説したいと思います。
整理収納インストラクター資格を取るための料金を解説!3つの取得方法の費用とは
ここからは、整理収納インストラクターの料金についてきちんと理解するために、3つの取得方法の費用について比較解説したいと思います。
この資格を取る方法は以下の3つです。
資格取得にかかるトータル費用も合わせてご覧ください。
取得方法 | トータル費用(税込) |
通信講座SARAの「基本コース」を受講する | 69,800円 |
通信講座SARAの「プラチナコース」を受講する | 79,800円 |
独学で試験だけ受ける | 10,000円 |
それぞれ費用が異なるため、よく考えて決める必要がありますね。
さらに詳しく比較した表を作りましたのでご覧ください。
SARA「基本コース」 | SARA「プラチナコース」 | 試験のみ(独学) | |
---|---|---|---|
受講料(税込) | 59,800円 | 79,800円 | 独学 |
学習期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) | 6ヶ月(最短2ヶ月) | |
カリキュラム | 1~2ヵ月目:初級編 3~4ヵ月目:中級編 5~6ヵ月目:上級編 |
1~2ヵ月目:初級編 3~4ヵ月目:中級編 5~6ヵ月目:上級編 |
|
教材 | 学習テキスト2冊、練習問題集、 模擬試験、添削課題(5回分) |
学習テキスト2冊、練習問題集、 模擬試験、添削課題(5回分) |
|
添削指導 | 5回 | 5回 卒業課題+1回 | |
メール質問サービス | あり | あり | |
資格試験申込み方法 | ネットから申し込む | 免除 | ネットから申し込む |
受験方法 | 在宅受験 ※期日までに解答用紙を提出 |
在宅受験 ※期日までに解答用紙を提出 |
|
合格基準 | 70%以上の得点 | 70%以上の得点 | |
受験料(税込) | 10,000円 | 10,000円 | |
トータル費用(税込) | 69,800円 | 79,800円 | 10,000円 |
メリット | ・プラチナコースより安い | ・試験不要で必ず取得できる ・収納マイスター資格も取れる |
・受験料だけしかかからない ・短期間で取得を目指せる |
デメリット | ・受験が必要 ・取得までに時間がかかる ・収納マイスター資格は取れない |
・基本コースより高い | ・試験範囲がわからない ・初心者にはハードルが高い |
こんな人におすすめ | ・初期費用をおさえたい ・収納マイスター資格は別途試験 ・急いで取得する必要がない ・試験を受けることに抵抗がない |
・費用より確実性を重視したい ・収納マイスター資格も取りたい |
・ある程度収納知識がある ・できるだけ費用をおさえたい ・短期間で取得したい |
まとめてみると、いろいろな項目が異なるため、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。
それぞれの取得方法を「学習方法」「費用」「メリットデメリット」分けて、もっとわかりやすく解説したいと思います。
SARAスクール「収納基本コース」
まず1つめの取得方法は、通信講座SARAスクールの「基本コース」です。
SARAスクールは、整理収納インストラクター資格の認定機関「日本インストラクター技術協会」の協会認定校となっています。
またSARAの収納コースは整理収納インストラクター資格だけでなく、収納マイスター資格にも対応した内容となっています。
別途試験を受ければ、収納マスターを目指すことも可能です。
学習方法
上表にあるように、学習期間の目安は6ヵ月です。
初級編2ヵ月、中級編2ヵ月、上級編2ヵ月を目安に進めていきます。
2冊の学習テキストを読み、練習問題集を解きながら、知識の定着度を確認するという進め方が一般的です。
さらに5回添削課題を提出をして指導を受けます。
一通りの勉強が終わったら、模擬試験を受け、最終チェックをしましょう。
また、勉強していてわからないことがある場合は、専属スタッフにメールで質問することも可能です。
質問回数に制限はありません。
メールで質問すると翌日には回答をもらえるという手厚いサポート体制が、SARAスクールの魅力と言えます。
認定試験は自宅で受ける
カリキュラムが終了したら、検定試験を受けます。
試験は、在宅受験です。
「日本インストラクター技術協会」の公式サイトから受験申込みをすると本試験の問題と解答用紙が送られてきます。
期日までに解答用紙を提出し、合格すれば資格取得となります。
検定試験の日程は毎月期間が決まっています。
例えば、現在(2022年12月時点)では、以下のような日程が告知されていました。
- 試験期間:2023年2月20日〜25日
- 受験申込み期間:2023年1月1日〜31日
この申込期間、試験期間に従って受験する流れになります。
いつでも受験OKの資格もありますが、整理収納インストラクターの場合はこのように期間があらかじめ決まられています。
タイミングが合わなないと、カリキュラムが終わってから試験日まで1ヵ月近く期間が空いてしまうという場合もあるでしょう。
費用
上表にあるように、まずこのコースを受講するためにはSARAスクールに受講料を支払います。
支払い方法は、「代金引換」「後払い」「クレジットカード決済」「オリコの教育ローン」から選ぶことが可能。
そしてすべてのカリキュラムが終了したら、資格試験を受ける必要があります。
「日本インストラクター技術協会」の公式サイトの受験申込フォームから受験の申込みを行います。
支払い方法は「代金引換」でお支払いのみ。
現金払い、クレジットカード払い、デビットカード払いが可能です。
メリットデメリット
SARAスクール「収納基本コース」についておわかりいただけたでしょうか。
メリットデメリットをまとめると以下になります。
メリット①プラチナコースより安い
この取得方法のメリットは、SARAスクールのプラチナコースより費用安いことです。
後述しますが、基本コースとプラチナコースは得られる教材やサポートサービスなどは同じです。
試験免除になるプラチナコースとは違い、基本コースは試験が必要になりますが、そのぶんトータル費用が安くなることが大きなメリットと言えますね。
また、この料金は、他の片付け資格と比べても安いと言えるでしょう。
通信講座を受講して取れる片付け資格の受講料の相場は5万円ほどになります。
多くの有名人が取得して有名になった「整理収納アドバイザー」の場合は49,000円の受講料がかかります。
SARAスクール「収納基本コース」は、2資格分の勉強ができてこの料金なのでお得ですね。
また、受験料はカリキュラム終了後に、試験を受けるタイミングで支払うので、初期費用がおさえられるメリットもあります。
デメリット①受験が必要
基本コースの難点は試験免除のプラチナコースとは違い、受験が必要ということです。
試験を受ける大変さに加え、受験申込手続きや、日程調整などを行う煩わしさもあるでしょう。
デメリット②取得までに時間がかかる
プラチナコースはカリキュラム終了とともに資格が取れますが、基本コースの場合は最後に試験を受けるステップがあるため、資格取得までに時間がかかります。
試験日程が合わない場合は、さらに時間がかかる場合もあるでしょう。
デメリット③収納マイスター資格は別途試験が必要
SARAの収納コースの魅力は、整理収納インストラクターと収納マイスターの資格を同時に取れることです。
プラチナコースはカリキュラムが終わると、同時に2資格の取得者になれます。
しかし、基本コースの場合はそうではありません。
収納マイスターを取りたい場合は、整理収納インストラクターと同じように別途試験を受ける必要があります。
せっかくSARAの収納コースを受けたのに、整理収納インストラクターしか取らないのは、ちょっと勿体ない気もしますね。
このようなメリットデメリットを踏まえると、基本コースが向いている方は以下のような方でしょう。
- 初期費用をおさえたい
- 収納マイスター資格は必要ない
- 急いで取得する必要がない
- 試験を受けることに抵抗がない
このような方は基本コースが良いでしょう。
試験を受けることに抵抗がない方、試験があったほうが張り合いがあるという方などは、試験ありの基本コースが向いていますね。
SARAスクール「収納プラチナコース」
次に、同じく通信講座SARAスクールの「収納プラチナコース」をご紹介します。
こちらのコースも、整理収納インストラクター資格だけでなく、収納マイスター資格にも対応した内容です。
大きな特徴は、検定試験不要で2つの資格を取れることです。
学習方法
このコースも基本コースと同じく、学習期間の目安は6ヵ月です。
教材や、初級編2ヵ月、中級編2ヵ月、上級編2ヵ月を目安に進めるカリキュラムも同じですね。
メールでの質問サービスも利用出来ます。
ただし、添削指導の部分が若干異なります。
5回の添削課題を提出するところは基本コースと同じですが、最後に卒業課題の提出が必要になります。
これが試験の代わりというイメージですね。
認定試験は免除
カリキュラムが終了したら、検定試験を受ける必要はありません。
全てのカリキュラムを終えることができれば、整理収納インストラクターと収納マイスターの資格取得となります。
費用
基本コースと同じように、このコースを受講するためにはSARAスクールに受講料を支払います。
支払い方法も同様に、「代金引換」「後払い」「クレジットカード決済」「オリコの教育ローン」から選択。
基本コースのように、試験を受ける必要がないので、受験料を支払う必要はありません。
メリットデメリット
SARAスクール「収納プラチナコース」についてお伝えしてきました。
メリットデメリットをまとめると以下になります。
メリット①試験不要で必ず取得できる
プラチナコースの一番の魅力は試験不要で必ず資格が取れることです。
真面目にテキスト、問題集で勉強して課題を提出すれば、そのまま資格取得となります。
試験を受けるプレッシャーがないだけでなく、受検手続きや日程調整などの必要がないところも嬉しいですね。
他の片付け資格を見ても、試験不要で取得できるケースは稀と言えます。
例えば、以下のような人気の片付け資格は全て試験が必要になります。
- 収納コーディネーター
- 整理収納アドバイザー
- 片づけ収納スペシャリスト
- 北欧式整理収納プランナー
SARAスクール「収納プラチナコース」で試験なしで取得できる整理収納インストラクターは、狙い目な資格と言えますね。
メリット②収納マイスター資格も取れる
さらに、収納マイスター資格も取れるメリットがあります。
片付け資格はいくつあっても困りません。
1つだけより複数の資格を持っていることで、片付けのプロとしての自信や箔がつくでしょう。
このように2つの資格を同時に取得できる通信講座はほとんどありません。
一般的な片付け資格を取ろうと思うと、1つの資格につき5万円ほどの費用がかかるケースが多いです。
2つの資格を取るなら10万円は必要でしょう。
このコースはかなりお得と言えますね。
デメリット①基本コースより高い
プラチナコースの難点は、基本コースより高いことです。
プラチナコースは基本コースより2万円高くなっています。
整理収納インストラクターも収納インストラクターも受験料は1万円ずつかかるため、基本コースで2資格の試験を受ける場合は、最終的に同じ料金になります。
しかし整理収納インストラクターだけで良い場合には、プラチナコースのほうが1万円高いことになりますね。
このようなメリットデメリットを考慮すると、以下のような方がプラチナコースに向いているえしょう。
- 費用より確実性を重視したい
- 収納マイスター資格も取りたい
多少費用が嵩んでも確実に資格を取りたい方は、プラチナコースが間違いありません。
また収納マイスターの資格もダブルで取得したい方は、「基本コースの受講料+受験料2資格分」を払うより、同じ額のプラチナコースを選んだほうが賢明ですね。
試験のみ(独学)
最後にご紹介するのは、試験のみで取得を目指す方法です。
片付け資格の中には、必ず通信講座での受講や、セミナー受講が必須のケースが多いです。
決められた方法で勉強すれば、認定試験を受けられるという流れが一般的です
しかし整理収納インストラクターはそのような条件がありません。
どなたでも認定試験を受けることが可能です。
具体的な流れを見ていきましょう。
学習方法
学習方法は独学なので、基本的に自由です。
目安としてお伝えしますと、以下の2つのパターンになるかと思います。
- 市販されている整理収納系の本を購入して勉強してから受験する
- 勉強をせずに受験する
片付けに関する知識が特にない方の場合は、自分で本を買って勉強する必要があるでしょう。
一通り勉強して自信がついたら、試験に申し込む流れになりますね。
一方で片付けに関する知識がある方の場合は、そのまま試験を申込み受験するという流れもあります。
他に片付け資格を持っている方や、片付けや収納の仕事に携わっている方の場合は、勉強せずに受験にチャレンジするのもありでしょう。
費用
「試験のみ」で取得を目指す場合は、受験料しかかかりません。
SARAの基本コースと同じように、「日本インストラクター技術協会」の公式サイトの受験申込フォームから受験の申込みを行います。
支払い方法は「代金引換」で、現金払い、クレジットカード払い、デビットカード払いが可能です。
メリットデメリット
ここまで「試験のみ」で取得を目指す方法についてお伝えしてきました。
まとめると、以下のようなメリットデメリットがあると言えるでしょう。
メリット①受験料だけしかかからない
最大の魅力は、受験料しかかからないことですね。
この費用だけで整理収納インストラクターになれることは大きなメリットと言えるでしょう。
メリット②短期間で取得を目指せる
自分のペースで勉強できるので、短期間で取得を目指すことも可能です。
すぐに資格を取って仕事で活用するということもできるでしょう。
デメリット①試験範囲がわからない
独学の場合は試験対策用のテキストで勉強するわけではないので、試験範囲はわかりません。
初心者の方の場合は、幅広い勉強をする必要があるため大変でしょう。
デメリット②初心者にはハードルが高い
試験範囲がわからず、学習サポートを受けることもできないため、片付け知識をお持ちではない初心者の場合はハードルが高いと言えます。
このようなメリットデメリットを踏まえると、以下のような方なら「試験のみ」の方法が向いているでしょう。
- ある程度収納知識がある
- できるだけ費用をおさえたい
- 短期間で取得したい
ある程度の知識がある方なら、試験だけ受ける方法でも問題ないでしょう。
また、できるだけ費用をおさえたい、短期間で取りたい。そのために独学を頑張るという気持ちがある方は、この方法でチャレンジしてみても良いしょう。
こちらの記事「整理収納インストラクターは独学で目指せるのか」では、独学についてもう少し掘り下げてお話していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
整理収納インストラクターの料金は3つ!費用内容を考慮してあなたに合った方法を選ぼう
(画像出典:SARAスクール)
今回は、整理収納インストラクターの料金に関する情報をお伝えしてきました。
この資格を取るためには、SARAスクールの「基本コース」「プラチナコース」、さらに「試験だけ」という方法があります。
少し費用が高くても確実性を求めるなら「プラチナコース」がおすすめです。
試験ありでも費用をおさえたい方は「基本コース」。
このSARAスクールのコースは、他の片付け資格にかかる費用と比べてもお得と言えるでしょう。
さらに独学でも良いからできるだけ費用をおさえたい方は「試験だけ」の選択肢もあります。
その他、今回ご紹介した3つの取得方法の内容を比較していただき、あなたに合った方法で取得を目指してくださいね。