整理収納アドバイザーの整理収納理論をテキストでじっくり勉強したい方は多いでしょう。
しかしネットや書店で調べてみると、いろいろな収納系の本があり迷ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、整理収納アドバイザーの勉強をするためにおすすめな参考書や資格本についてご紹介したいと思います。
結論から申し上げますと、試験勉強におすすめな資格本は、「ハウスキーピング協会の公式テキスト」と「ユーキャン通信講座のテキスト」です。
さらに資格勉強に使いやすい参考書もご紹介しましょう。
勉強のモチベーションを上げてくれる本、実践用におすすめな本などを取り上げたいと思います。
整理収納アドバイザー資格取得は、基本的に一人で勉強することになるため、学習パートナーとなるテキストは重要な存在です。
ぜひ自分に合った本を見つけてくださいね。
納得できる資格本があれば、前向きに勉強を始められるでしょう。
整理収納アドバイザーのテキストおすすめは?
整理収納アドバイザー資格を取るためには、整理収納の基礎から応用まで幅広く学ぶことになります。
そのため、勉強を始める前にはしっかり資格本や参考書を揃えておきたいですよね。
しかしいざ探してみると、いろいろな本があり迷ってしまうでしょう。
以下のような疑問がある方も多いと思います。
試験勉強ができる資格本のおすすめは?
まず必ず必要になってくるのが、試験勉強に必要なテキストです。
最近は動画講義が見れるeラーニングなどもありますが、やはり資格勉強をするなら、紙のテキストを手元において勉強したいですよね。
自宅で勉強する場合は、テキストとの相性の良し悪しが勉強の質に直結するでしょう。
どんな資格本があるのか、自分に合っているのはどんな資格本なのか知りたいですね。
資格勉強に使える参考書のおすすめは?
せっかく整理収納アドバイザーの資格勉強をするなら、より充実した勉強をしたいですよね。
試験勉強用だけでなく、何か便利な本はないのでしょうか。
最近はさまざまなタイプの片付け系の本があるので、書店で探したりネット検索しても迷ってしまいます。
整理収納アドバイザーの勉強をする時に、おすすめテキストはあるのでしょうか。
整理収納アドバイザーをテキストで勉強したいと思っても、このような疑問があるとなかなか初めの一歩を踏み出せないでしょう。
次の章では、このようなモヤモヤをスッキリ解決するために、おすすめテキストを目的別にご紹介したいと思います。
整理収納アドバイザーのおすすめテキスト①資格本は公式本とユーキャン教材
整理収納アドバイザー資格取得のためには、どんなテキストで勉強するのが良いのでしょうか。
ここからは、この資格を取るために必要な資格本についてご説明します。
整理収納アドバイザーの資格を取るために必要な資格本は以下の2つです。
- 整理収納アドバイザー公式テキスト(2級用、準1級用)
- 通信講座ユーキャンのテキスト(2級&準1級用)
1つ目は整理収納アドバイザー資格の認定団体であるハウスキーピング協会が作っている公式テキストです。
2級用は市販されていますが、準1級用はリアル認定講座を受講しないと入手できません。
2つ目は通信講座ユーキャンが出版しているテキストになります。
こちらはユーキャンを受講すると使用できる資格本です。
この資格は2級、準1級、1級と分かれており、整理収納アドバイザーを名乗るためには1級が必要になります。
1級を取るためには、2級→準1級を取得たうえで、1級試験を受ける流れになります。
2級と準1級はこの2種類のテキストで勉強し、1級試験はこれらのテキストの中から出題される形です。
整理収納アドバイザーは独学はできない
ここでひとつ注意していただきたいことがございます。
それはこの資格は独学で取得することはできないということです。
市販されているテキストを購入して勉強し、資格試験を受けるという資格もありますが、この資格は違います。
「リアル認定講座」「WEB認定講座」「ユーキャン通信講座」のいずれかを受講して勉強することが資格取得の条件です。
「リアル講座」「WEB講座」ではハウスキーピング協会の公式テキストを使用します。
「ユーキャン通信講座」では当然ユーキャンのテキストを使うことになります。
まずはこのことを把握していただきながら、テキストの説明をご覧ください
それぞれの特徴をメリットデメリットに分けてお伝えしますので、参考にしてくださいね。
資格本:整理収納アドバイザー公式テキスト(2級、準1級)
整理収納アドバイザー資格の基礎となるテキストです。
2級用の「一番わかりやすい整理入門」は市販されているので、どなたでも購入することができます。
しかし、準1級用の公式テイストは、準1級認定講座で配布されるものになります。
それでは、どんなメリットデメリットがあるのでしょうか。
メリット①整理収納アドバイザーの理論が体系的に学べる
公式テキストはハウスキーピング協会が主催する認定講座で使われる教材です。
そのため、整理収納アドバイザーの理論が体系的にまとめられています。
2級テキストでは整理収納アドバイザーの基礎理論を網羅的に学べるところも特徴です。
片付けが苦手な方はもちろん、片付けが得意という方も、改めて片付けについて理論的に学べる濃い内容となっています。
準1級ではさらに基礎理論の応用理論が学べます。
基礎固めをしたうえで、その理論を発展した内容を学べるので、より知識を膨らますことができるでしょう。
例えば2級テキストでは「整理収納スキル5つの鉄則」を学びますが、準1級テキストではそれをどう生かすかを学びます。
整理収納アドバイザーの知識の全体像を把握したい方は、公式テキストがおすすめですね。
メリット②シンプルで勉強しやすい
公式テキストはシンプルな内容なので勉強しやすいというメリットもあります。
後述するユーキャンのテキストはイラストや写真が多くてカラフルです。
そのようなテキストを好まれる方は良いですが、文章だけのシンプルなテキストのほうが勉強しやすい方もいるでしょう。
公式の資格本はじっくり勉強したい方にピッタリのシンプルレイアウトです。
学生時代の勉強のように机に向かって勉強したい方は、公式テキストが向いているでしょう。
メリット③1級テスト範囲になっている
整理収納アドバイザーの2級、準1級はそれそれの講座で勉強し、最後に簡単なまとめテストを受けて合格点なら取得できます。
ほぼ100%の合格率となっており、難易度は高くありません。
しかし1級を取るためには本格的な筆記試験が必須になるため、難易度はぐんと上がります。
きちんと試験対策する必要があるでしょう。
その試験範囲は、「準1級のテキスト」とされています。
準1級テキストは2級テキストの内容を踏まえたものなので、2級テキスト、準1級テキストから出題されると思ってください。
つまり公式2級テキスト、準1級テキストをきっちり勉強すれば、そのまま1級のテキスト勉強になるということですね。
1級を目指す方は、公式テキストはマストアイテムと言えるでしょう。
デメリット①実践的な内容が少ない
メリットが多い公式テキストですが、一つ難点があります。
それは実践的な内容が少ないところです。
整理収納アドバイザーの「理論」を網羅的に学べるところが公式テキストのメリットですが、具体的な内容は少ない傾向にあります。
片付けのハウツー本のようなテキストが好みの方には、物足りない内容と言えるでしょう。
「考え方ばかりでつまらない…」と感じるかもしれませんね。
より実践的な内容が書かれたテキストが良い方は、次にご紹介するユーキャンのテキストが向いているでしょう。
公式テキストについて、2級用は市販されているのでどなたでも購入することができます。
金額も2千円以内とリーズナブルなので、購入しておいて損はないでしょう。
こちらの記事「整理収納アドバイザー2 級のテキストを徹底解説」ではさらに深掘りした内容をお伝えしていますので、興味がある方はぜひチェックしてくださいね。
資格本:通信講座ユーキャンテキスト(2級&準1級)
(画像出典:ユーキャン)
次に、通信講座ユーキャンのテキストをご紹介しましょう。
ユーキャンでは整理収納アドバイザーの2級と準1級が同時に取得できる講座を開講しています。
ユーキャンの受講スケジュールや受講料などの概要は、こちらの記事「整理収納アドバイザーのユーキャン通信講座を解説」でチェックしてくださいね。
この講座で使用するのが3冊のテキストです。
1、2冊目は2級に対応した内容で、整理収納の知識を学ぶ内容。
3冊目は、準1級に対応した内容で、実践的な片付けノウハウや、整理収納アドバイザーとして活動するための情報までの内容が入っています。
それではこれらのテキストのメリットデメリットを見ていきましょう。
メリット①見やすくわかりやすい内容
学生時代以来の勉強だから、テキストを読むのに抵抗がある…という方は多いでしょう。
ユーキャンのテキストはそのような方でもスムーズに勉強できるように、とても見やすくわかりやすい内容となっています。
ハウスキーピング協会のテキストは、リアル認定講座で使うための教材です。
講師がわかりやすく説明しながら進めることを想定して作られているでしょう。
ユーキャンのテキストは一人で勉強することを想定して作られているため、「一人でも理解しやすい」内容に工夫されています。
見やすい図解やイラスト、重要な部分のわかりやすい表記、端的な文章など、初心者の方でも勉強しやすいテキストです。
テキスト勉強にハードルの高さを感じている方はユーキャンテキストがおすすめです。
メリット②実践的な内容が多い
ユーキャンテキストは、自宅で学びながら片付け実践ができるように工夫されています。
ただ理論を学ぶのではなく、「その理論が実際にどう生かされるのか」まで学ぶことができるのが特徴です。
学んだ知識を、実際に体を動かしながらアウトプットすることができます。
例えば、「片付けることで探し物が減る」という理論の場合、それを実践して実感できれば、より頭に入りやすいでしょう。
「実践=部屋がきれいになっていく」ということで、モチベーションアップにもなります。
テキスト勉強を、自宅に片付けに直結させてい方は、ユーキャンのテキストがとても便利です。
メリット③トレーニングブックと連動している
ユーキャンの教材はテキストだけではありません。
トレーニングブックという問題集もセットになっているのが特徴です。
テキストの1つの単元が終わると、トレーニングブックの該当部分の問題を解いて確認できるようになっています。
テキストを読むだけでなく、知識をアウトプットすることができるので、効率よく知識を身につけていけるでしょう。
ただテキストを読むだけだと頭に入らないという方は、ユーキャンテキストが便利ですね。
メリット④すきま時間に勉強できる構成
ユーキャンのテキストは1つの単元が6~8ページと少なめです。
これはすきま時間に無理なく勉強できるように設計されているから。
通勤途中や家事の合間、お子さまの様子を見ながらなど、ちょっとした時間に勉強できるテキストとなっています。
じっくり机に向かって勉強する時間が取れない方におすすめのテキストです。
デメリット①1級試験に対応していない部分もある
大手通信講座ユーキャンが手がけるテキストということで、メリットが多いことがおわかりいただけたと思います。
しかしこのテキストには一つ難点があります。
それは1級試験に対応していない部分もあるということです。
前提として、ユーキャンのテキストもハウスキーピング協会公式テキストも、学ぶ内容は同じです。
アプローチの仕方などは若干異なりますが、覚えるべき理論は同じになります。
しかしながら、稀に1級試験問題の中にユーキャンのテキストには載っていない内容は含まれることがあるため注意が必要です。
とは言え、1級試験の合格基準は70点以上合格なので、もしユーキャンテキストにない問題が1問含まれていても合格基準はクリアできる可能性が高いです。
しかし、できるだけ確実に勉強しておきたい方は、公式テキストを別途購入しておくと安心ですね。
おすすめ資格本まとめ
ここまで、整理収納アドバイザーの試験勉強ができるテキストをご紹介してきました。
公式テキストもユーキャンテキストもどちらもメリットデメリットがあります。
これを踏まえて、以下のような方がおすすめと言えるでしょう。
公式テストがおすすめ | ・シンプルなテキストでじっくり勉強したい ・実践内容よりも理論を網羅的に勉強したい ・1級のテスト試験に重きを置いて勉強したい |
ユーキャンテキストがおすすめ | ・わかりやすいテキストで楽しく勉強したい ・理論だけでなく実践内容も学びたい ・問題集とセットで勉強したい ・すきま時間に勉強できるテキストが良い |
このように、どちらが良いというわけでなく、あなたにとっておすすめ度が高いテキストがどちらなのか考えててみてくださいね。
「公式テキストが向いているからリアル講座で勉強しよう」「ユーキャンテキストが向いているからユーキャンで勉強しよう」と、テキストを基準に勉強方法を考えるのも賢明ですね。
整理収納アドバイザーのおすすめテキスト②参考書はメンタル系・実践系・お仕事系
次に整理収納アドバイザーの勉強をする上で役立つ参考書をご紹介したいと思います。
ここまでご紹介したテキストで、試験勉強をすることはできます。
しかし、もっと充実した学びにするためには、おすすめ参考書も取り入れると良いでしょう。
当サイトがおすすめする参考書のジャンルは以下の3つです。
- モチベーションアップに繋がるテキスト
- 整理収納が実践できるテキスト
- プロの仕事がわかるテキスト
整理収納アドバイザーの勉強は覚えることが多いため、途中で面倒に感じてしまう方もいるでしょう。
しかし「この勉強を頑張れば片付け上手になれる!」というイメージが持てれば、大変な勉強も頑張れるかもしれません。
1つ目は、そんな気持ちにさせてくれるようなモチベーションアップに繋がるテキストがおすすめです。
2つ目は、整理収納アドバイザーのテキストで学んだ理論を実践できるテキスト。
特に公式テキストは実践的な部分が少ないので、実践向けのテキストでサポートするのがおすすめです。
3つ目は、1級を取得して整理収納アドバイザーとして活動したい方に向けたテキストになります。
「プロになったらこんなことができる」という目安になるような本がおすすめです。
それでは、各ジャンルのおすすめ本を具体的に見ていきましょう。;
①モチベーションアップにおすすめの参考書
まずは、整理収納アドバイザーの勉強のモチベーションアップに繋がるような参考書2冊をご紹介したいと思います。
片づけられない自分がいますぐ変わる本
心理学と脳科学の観点から、片付けられる自分になる方法を見つける本です。
片付けられない理由を探る方法や、自分を変えるためのメソッドなど、マインドセットにピッタリの本です。
片付けが苦手な方は読んでおいて損はない本でしょう。
人生を思い通りに操る 片づけの心理法則
成功するために必要な片付けメソッドを提案。
メンタリストDaiGoさんがが提案する片付けメソッドです。
成功するためには、どんな片付けをすれば良いかということが見つかる本。
マインド的な視点だけでなく「一度片づけたら、二度と元に戻らない片づけの技法」などを具体的に紹介している内容もあります。
片付けで人生を変えてみたい!という方はぜひ手に取ってみてくださいね。
③整理収納の実践におすすめの参考書
次にご紹介する2冊は、整理収納を実践するために役立つ本です。
整理収納アドバイザーで学んだ知識を実生活の中でアウトプットすることができれば、充実感が増すでしょう。
無印良品片づけ上手さんの収納術
収納アドバイザーやインスタグラマーの収納術を解説した本。
実例写真付きなので、今すぐ真似て実践できるでしょう。
無印良品の収納アイテムを使用しているため、実践しやすい点がおすすめポイントです。
「きちんを収納」と「美しく見せる収納」の両面から学べるところもおすすめです。
一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!
こちらの本は、3日間という期間の中で結果出す片付けノウハウが学べる本です。
「ノンストップ! 」「あさイチ」で話題になったメソッドということで、信憑性が高いい一冊でもあります。
整理収納アドバイザーのメソッドと同じく「リバウンドしないこと」に重きを置いた内容なので、整理収納アドバイザーの知識とリンクする部分が多いでしょう。
③プロの仕事がわかるおすすめ参考書
最後にご紹介するのは、片付けのプロの仕事がわかる参考書です。
1級を取得して片付けのプロになりたい方は、情報を得ておくと良いでしょう。
全部わかる!片づけ収納のプロの仕事
片付けのプロになりたい方、方付けのプロに頼みたい方に向けた本。
タイトル通り、片付け収納のプロの仕事を網羅的に紹介している本となっています。
片付けの費用など、片付けプロの現場の現状を知ることができる内容もありますので、非常に参考になるでしょう。
整理収納アドバイザーのテキストは公式とユーキャン!副教材として参考書もおすすめ
今回は整理収納アドバイザーのテキストについて解説してきました。
この資格を取るための勉強に必要な資格本は、ハウスキーピング協会の公式テキストか通信講座ユーキャンのテキストです。
どちらもメリットデメリットがありますので、どちらの資格本が向いているか考えてみましょう。
また直接試験に関係するわけではありますが、せっかく整理収納の勉強をするなら片付け系の参考書もあると良いでしょう。
副教材としてより充実した学びができるはずです。
整理収納アドバイザーの勉強は基本的に一人で行いますので、最適なテキストを見つけてスムーズに進めたいですね。