整理収納アドバイザー1級を取得すると、整理収納アドバイザーを名乗り活動することができます。
しかし片付けのプロとして起業するのではなく「家事代行バイトで副業したい」という方もいるでしょう。
派遣型家事代行サービスの求人の中には「整理収納アドバイザー資格の方におすすめ」などの記載を見かけることがあります。
整理収納アドバイザー資格取得で勉強したことが、そのまま生かせる仕事と言えるでしょう。
しかし、「整理収納アドバイザーは本当に副業におすすめ?」「大変じゃない?」などの疑問が不安もありますよね。
そこで今回の記事では整理収納アドバイザーは派遣型家事代行のバイト副業におすすめなのか解説したいと思います。
メリットだけでなくデメリットもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
漠然と整理収納アドバイザーとして副業したい…と思っている方も、具体的な内容がわかると、前向きに検討できるでしょう。
整理収納アドバイザーのバイト副業は派遣型家事代行サービスがおすすめ?
整理収納アドバイザー資格が活かせる仕事は、インテリア業界やリフォーム業界など多岐にわたります。
しかし、勉強した内容をダイレクトに活かせる仕事は、家事代行サービスでしょう。
フリーランスとして家事代行業務を行っている整理収納アドバイザーもいますが、派遣型で副業したいという方は多いでしょう。
しかし、以下のように疑問も多いですよね。
どんなメリットがある?時給は?
せっかく整理収納アドバイザー資格を生かして働くなら、メリットの多い副業をしたいですよね。
派遣型の家事代行のバイトにはどんなメリットがあるのでしょうか。
時給や働き方など、具体的なおすすめポイントを知りたいですね。
どんなデメリットがある?一番大変なのことは?
また、良い面だけでなく気になるのは難点ですよね。
家事代行のバイトにはどんなデメリットがあるのでしょうか。
実際に働き始めてから「こんなに大変だとは思わなかった…」と後悔しないように、事前に大変な面も知っておきたいですね。
整理収納アドバイザー資格を活かして家事代行バイトを検討している方の中には、このような疑問がある方もいるでしょう。
副業がうまくいかないと、本業にも支障をきたしてしまう恐れがあるため、きちんとリサーチしておきたいですね。
次の章では、家事代行のバイトを副業する場合のメリットデメリットについて見ていきたいと思います。
整理収納アドバイザーのバイト副業・派遣型家事代行サービスの5つのメリット
整理収納アドバイザー取得者のバイト先として人気の家事代行サービス。
派遣型なら副業として気軽に始めることができるでしょう。
WワークOKの場合がほとんどなので、副業にピッタリと人気が高いです。
具体的には、以下のようなメリットがあると言えます。
- 一般的なバイトよりも時給が高め
- 短時間から働くことができる
- 都合にあわせた働き方ができる
- 直行直帰ができる
- 需要が高まっているバイト
このようにメリットが多いことがわかりますね。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
しかしその前に、派遣型の家事代行バイトの内容についてご説明しておきたいと思います。
これがわかっていないと、メリットデメリットが理解しにくいかもしれませんので、チェックしておいてくださいね。
派遣型家事代行サービスとは?
家事代行サービスとは、その名の通り家事を代行するサービスです。
スタッフ1人、もしくは数人で顧客の家へ行き、家事代行業務を行います。
一般的な仕事は以下のようになっています。
項目 | 内容 |
部屋の片づけ | 部屋にある小物などの片付け |
部屋の掃除 | 掃除機かけ、雑巾かけ |
水回りの清掃 | トイレ・キッチン・風呂・洗面所などの清掃 |
洗濯・アイロンがけ | 洗濯及び洗濯もの畳み、アイロンがけなど |
外回りの掃除 | 窓、玄関、ベランダ、庭などの清掃 |
植物への水やり | 室内、庭などにある植物への水やり作業 |
ゴミの分別・ゴミ出し | 室内のゴミ分別や、ゴミの日のゴミ出し |
料理の作り置き料理の作り置き | 数日分まとめて作り置き作る |
買い物代行 | 食料品や日用品の買い物代行 |
クリーニングの受け渡し | クリーニング店に行き受け渡しを行う |
このような日常的な家事が主になります。
専門性が求められるような業務は基本的に行うことができません。
例えば、以下のようなものは家事代行サービスには含まれないケースが一般的です。
- 家具の組み立て
- エアコン清掃
- レンジフード内部清掃
- 床のワックスがけ
- 医療行為
- 体に触れるサービス
- ベビーシッター業務
家事代行サービス企業によって、業務内容は微妙に異なりますので、詳しくは各企業の求人案内をチェックしてくださいね。
専門性の高い業務が含まれている企業は、少し時給が高く設定されていることもあります。
利用者はどんな人?
家事代行サービスを利用する方はどんな方なのでしょうか。
- 仕事で忙しくて家事をする時間がない一人暮らしの人
- 共働き夫婦
- 子育て中、妊娠中のママ
- シングルマザー
- シニアの方
このような方が主になるでしょう。
東京や大阪など都会では、仕事が忙しくて家事代行サービスを依頼する方が増えてきています。
時給相場は?
時給は1,000~1,500円が一般的になります。
高い場合は2,000円ほどになるケースもあります。
家事代行サービスの1回あたりの時間は、2~3時間が一般的。
部屋の大きさなどによって作業時間は前後します。
派遣型の家事代行サービスについて大まかにご理解いただけたでしょうか。
これらの内容を頭に入れていただきながら、メリットをご覧ください。
①一般的なバイトよりも時給が高め
まず1つ目は一般的なバイトよりも時給が高めということです。
副業の場合は、長い時間働くことはできないでしょう。
そのため、安い時給だと、ほとんど収入が得られない…ということもあります。
家事代行サービスは一般的なバイトと比べると時給が高めです。
1,000円~1,500円が相場となっています。
東京など都会の場合は2,000円近くの時給になるケースもあります。
スーパーなどのバイト時給相場は1,000円ほどになりますので、高めの時給と言えるでしょう。
限られた時間の中でも効率よく働くことができますね。
短時間の勤務でも、ある程度収入がほしい方におすすめと言えるでしょう。
②短時間から働くことができる
2つ目のメリットは短時間から働くことが可能ということです。
平日5日間仕事をして、土日もガッチリ9時~17時で働くのは大変ですよね。
飲食店やスーパーなどの場合は、比較的バイト時間が長く設定されているので、その中で短時間だけ勤務するのは心苦しいかもしれません。
家事代行のバイトは基本的に短時間勤務です。
1件2~3時間程度になり、1日2、3件こなす方もいます。
周りの人も同じように短時間勤務だと思うと、副業でも働きやすいでしょう。
副業したいけれど、長時間勤務はキツイ…という方に向いている仕事ですね。
③都合にあわせた働き方ができる
副業を選ぶ場合や、本業や家族に支障が出ないように働けることが重要ポイントですよね。
出勤時間や曜日などが固定の場合や、気軽に安いが取れない職場は副業には向いていないでしょう。
家事代行のバイトは、Wワークの方が多いこともあり、働き方の自由度が高い傾向にあります。
「週に1回3時間だけでもOK」など求人も多く、曜日や時間も自由に選べるケースがほとんどです。
本業の場合はもっと働きたいと物足りなくなるかもしれませんが、副業としてはちょうどよい勤務形態と言えるでしょう。
本業に支障が出ないように、無理なく働きたいという方にピッタリの副業と言えるでしょう。
④職場の人との関わりが少ない
家事代行のバイトは、基本的に直行直帰となっています。
顧客の家へ直接行き作業を行い、作業が終わったら直帰するケースが多いです。
数人で作業する場合や、報告書などを提出する場合には、事務所に立ち寄ってから現場へ行くパターンもあります。
しかし、基本的には事務所での作業は少ないです。
副業の場合は、「ドライな人間関係のほうが働きやすい」方は多いでしょう。
本業の人間関係だけでも大変なのに、副業でも人間関係が大変だと…と思いますよね。
家事代行のバイトは直行直帰なので、必要以上に職場の人と関わりがないという点も、大きなメリットと言えるでしょう。
⑤需要が高まっているバイト
共働き世帯の増加や、シニア世代が増える中、家事代行サービスを利用する方が増えています。
以前は限られた方だけが利用していたイメージがありますが、最近は気軽に家事代行サー―ビスを利用する方が増えているといいます。
今後需要が高まるバイトの一つと言えるでしょう。
せっかく副業するなら、このような需要の高い仕事が良いですよね。
モチベーションアップにも繋がるでしょう。
副業から本業に変わる可能性もありますね。
整理収納アドバイザーのバイト副業・派遣型家事代行サービスの3つのデメリット
ここまで整理収納アドバイザーを活かして派遣型家事代行のバイトをするメリットを見てきました。
副業におすすめの仕事であることがおわかりいただけたと思います。
しかし同時に難点もありますので、お伝えしたいと思います。
- 現場への往復時間がかかる
- 破損などのリスクがある
- 体力が必要な仕事
このようなデメリットが考えられます。
1つずつご説明しましょう。
①現場への往復時間がかかる
家事代行のバイトは基本的に直行直帰になります。
そのため、交通費は支給されますが、往復時間は勤務時間に含まれないという難点があります。
顧客の家が近い場合は良いですが、遠い場合は往復時間がネックになるでしょう。
家事代行のバイトは、勤務時間が数時間と短いです。
その数時間のために時間をかけて出勤するのは、非効率とも言えるでしょう。
求人募集に応募する時には、遠方の顧客が多いのか確認しておくと良いですね。
②破損などのリスクがある
家事代行のバイトの難点は、破損などのリスクがあることです。
顧客の家の食器を割ってしまったり、掃除機で家具を傷つけてしまうなど、破損リスクはたくさんあります。
もし破損した場合は、会社の損害保険でカバーされることになるので、バイトスタッフがは弁償することにはならないでしょう。
しかし、それでも、顧客の大事な持ち物を扱う仕事なので、プレッシャーは感じるでしょう。
自分の家を掃除するように気軽にできる仕事ではないことは、心得ておきたいですね。
③体力が必要な仕事
家事代行のバイトなら、副業でも気軽にできるだろうと思う方は多いでしょう。
自宅の家事の延長のような仕事なので、気軽にできるイメージがあるかもしれません。
しかし実際に働いてみると「ずっと動いていて大変…」という方が多いです。
自宅で家事をするように、疲れたからと言って座って休むわけにはいきません。
基本的に作業時間内はずっと動き続けているので、重労働と言えるでしょう。
体力勝負な仕事であることは覚えておきたいですね。
体を動かして働くことが好きな方には向いているでしょう。
整理収納アドバイザーのバイト副業として派遣型家事代行バイトがおすすめな人は?
ここまで、整理収納アドバイザー資格を活かして、派遣型家事代行バイトを副業するメリットデメリットをお伝えしてきました。
これを踏まえると、以下のような方が向いていると言えるでしょう。
メリット | ①一般的なバイトよりも時給が高め ②短時間から働くことができる ③都合にあわせた働き方ができる ④直行直帰ができる ⑤需要が高まっているバイト |
デメリット | ①現場への往復時間がかかる ②破損などのリスクがある ③体力が必要な仕事 |
向いている人 向いている人 | ・時給が高いバイトで効率よく働きたい ・2~3時間程度の短時間バイトを探している ・自由度の高いは働き方をしたい ・あまり人間関係に煩わされたくない ・体を動かす仕事が好き |
このように、本業が大変だから副業は短時間で効率よく働きたいという方におすすめのバイトです。
シフトの入り方や、仕事内容も自由度が高いところも副業向きと言えるでしょう。
比較的人間関係がドライな職場が多いので、副業があまり人と関わりたくないと割り切っている方にもおすすめです。
ただし、顧客の大事な持ち物を扱う仕事なので、決して軽い気持ちできる仕事ではありません。
体力勝負であることも覚えておきましょう。
往復の時間がかかることも心得ておきたいですね。
このような難点に納得できる方は、トライして損はないでしょう。
整理収納アドバイザーで学んだ知識を活かしながら、楽しく働くことができるはずです。
こちらの記事「整理収納アドバイザーの求人募集は?転職にもおすすすめ?」では家事代行サービスの求人情報もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
整理収納アドバイザーの副業に派遣型家事代行バイトがおすすめ
(画像出典:ユーキャン)
今回は整理収納アドバイザーの副業バイトとしておすすめの派遣型家事代行について解説してきました。
時給が高めで短時間勤務OKのバイトなので、副業にピッタリ。
都合に合わせて働きやすい自由度の高さも魅力です。
しかし、往復時間がかかることや、責任のある仕事、体力のいる仕事であることは覚えておきましょう。
このような難点も考慮しても魅力を感じられるのであれば、チャレンジしてみてくださいね。